『iPhone 15』発表とともに『iOS 17』のリリース日も確定 そしてひっそりと役割を終える”あのiPhone”たち

 日本時間9月13日午前2時からおこなわれたAppleの製品発表イベント『Wonderlust』。「iPhone 15」シリーズと『Apple Watch Series9』がお披露目され、USB Type-C採用やチタニウムモデルの登場、ミュートスイッチの刷新など、“小さくも大きな”ニュースがアナウンスされた。

Type-C端子になった「iPhone 15」シリーズは“買い”だ! 初のチタニウム筐体もお目見えで期待に胸躍る

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『iOS 17』のリリース日は9月19日

画像=Apple

 そして、ほぼ同じタイミングで『iOS 17』のリリース日も9月19日と発表された。『iOS 17』の機能自体は『WWDC23』でお披露目されており、「電話」「メッセージ」「ステッカー」「FaceTime」など、コミュニケーション面での強化が前面に押し出されている。

 また、そのほかのものでいえば今回の『Wonderlust』でも登場した「スタンバイ」機能も実装される。充電中のiPhoneを横向きに置くと、常時表示ディスプレイを活用して専用のウィジェットモードを利用できる。

 意外と便利そうなものでいえば「AirDrop」の機能改善だろうか。「AirDrop」を利用する際、これまではデバイス同士を近くに置いておく必要があったが、『iOS 17』からは送信者・受信者がそれぞれiCloudにサインインさえしていれば、通信範囲の外に出てもiCloud経由でデータ転送を継続してくれる。

 学校や職場で「そういえばあのファイル、送っておいてよ」なんてすれ違いざまに会話することはよくあるシチュエーションだと思う。しかし、動画ファイルなどはメッセージアプリ、メールなどで送信するには少々ファイルサイズが重い。かといってファイル便にアップロードしてメッセージでURLを共有して……というのは手間もかかる。そんなときにサクッと「AirDrop」経由で送信さえ始めてしまえばOKなのはありがたい。

 それから、メールで届いた二段階認証用のコード入力にも対応するアップデートも便利そうだ。これまでもメッセージに届いたコードは自動入力が利用できたが、メールは手動で確認する必要があった。しかし、今後はセキュリティレベルを高く保ちながらも、アプリ間を切り替える手間から解放される。

 コミュニケーション機能の強化以外にも、細かい利便性の向上がなされた『iOS 17』。『iPhone 15』も楽しみだけれど、こちらも待ち遠しい!

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