連載:カップルYouTubeクリエイターと○○(第五回)
家事をやったことをあえて相手にアピール? ともかほちゃんねると考える“名もなき家事との付き合い方”
ともかほ流「名もなき家事の分担法」
ともや:僕はひとり暮らしの経験があるので、そのときに、メインの家事のほかに“名もなき家事”と呼ばれるものがあることに気づいたんです。たとえば、裏返しに脱いだ衣類をひっくり返すとか。うちでも、かほは裏返しに服を脱いでそのままにしておくので、最初の頃は「ちゃんと表にしてよ」と言っていたんです。でも裏返しのまま洗って干して、そのままかほに渡しても何も言わないから、それでいいかって(笑)。今はまったく気にならなくなりました。
かほ:トイレットペーパーの補充・交換も揉める原因になるとよく聞きますが、昔から補充系は私が担当しています。それは、ともやがやるのを面倒くさがるとかではなく、補充しようと思うタイミングが、私のほうが圧倒的に早いから。私はトイレットペーパーなどのストックが常にいっぱいじゃないと不安になるし、シャンプーも余裕を持って交換したいんですね。同棲していた頃に住んでいた家は収納スペースがそんなに広くなかったので、わりと頻繁に(トイレットペーパーなどを)買いにいかないといけなくて、「なんで私ばっかりが補充しないといけないの!」と思うこともありました。でも、いまの家に引っ越してから収納スペースが広くなって、一度に買ってこられる個数が増えたのと、ふるさと納税でトイレットペーパーやティッシュをたくさん購入するようにして、買いにいく必要がなくなったことで、あまり気にならなくなりました。
新たな“名もなき家事”が登場 カップルが同居生活で気をつけるべきことは?
ともや:カップルが家事について不満がたまるのは、相手から感謝の気持ちを感じられなくなるからだと思うんです。なので僕たちは、自分が家事をやったときに「トイレ掃除したよ」「お風呂洗ったよ」とあえてアピールして、「ありがとう」と言ってもらうようにしています。それに、「ここにホコリがたまっていたから掃除しておいたよ」と報告することで、それまで気づかなかった名もなき家事を認識できるのもメリットですよね。
かほ:同棲を始めた当初、私は「家事をめっちゃやらなきゃ!」という意識が強くて、気づいたことがあったらすぐにやろうとがんばっていたんです。でも、ともやと私では家事に対する限界点やこだわりが違うので。自分ひとりでしゃかりきになるのではなく、自分のこだわりを伝えて認め合うことが大事なんだと思うようになりました。たとえば、私はコップの除菌がすごく気になるけど、ともやはあまり気にならない。じゃあ、私がやったほうがいいねといったように。
ともや:僕は朝起きたら、食洗機やロボット掃除機を回す、洗濯といった自分の担当家事を順番を決めてやっているんです。そのルーティンを崩されたくないので、逆にかほには手伝ってほしくありません。僕らはあまりきっちりしすぎていないところが似ているから、許容範囲も広くて、家事分担を決めなくても一緒に暮らせてきたと思うんですけど。片方がきっちりしていて片方がルーズなカップルだったら、同棲を始めるときに家事分担を決めてしまったほうがいいかなと思います。
かほ:私たちも7月に分担を決めてから少し時間が経ちましたが、最近になって新たな“名もなき家事”が出てきたんです。壁から床につながるところの段になっている部分の掃除とか、ベランダに置いてあるサンダルの汚れ落としとか。なので、常に話し合いながら更新していくことが必要なのかなと。
ともや:ともかほちゃんねるの動画のコメント欄に、よく悩み相談もくるんですね。それを見ると、相手に直接言えばいいんじゃないかなと思うものが多くて、気持ちを伝え合っている人たちが少ないのかなと感じるんです。僕たちの経験から言えるのは、カップルにとって大事なのはとにかく話し合うこと! お互いの不満がたまる前に腹を割って話をすれば、解決できると思います。
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