ノスタルジックで新鮮なストーリーに、快適さアップの新機能も 『ポケモン S・V ゼロの秘宝』「前編・碧の仮面」先行体験レポート

 『ポケットモンスター』シリーズ初のオープンワールドRPG『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の有料追加コンテンツとなる『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』、その前編となる「碧の仮面」が9月13日に配信される。配信に先駆け、リアルサウンドテック編集部は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』「前編・碧の仮面」発売前メディア向け先行体験会に参加。新たなストーリーや追加される要素などについてレポートする。

 『ゼロの秘宝』は「前編・碧の仮面」と「後編・藍の円盤」で構成され、2つの舞台でつながりのあるストーリーが展開される。今回体験した「碧の仮面」では、主人公がパルデア地方の外にある「キタカミの里」に林間学校のため訪れ、「オリエンテーリングツアー」に参加。里に昔から伝わる「鬼」とキタカミの里を守ってくれた英雄たち「ともっこさま」にまつわる昔話の謎に迫っていく……という内容だ。なお、『ポケモン S・V』を未クリアでも、「課外授業の宝探し」が開始していればプレイ可能。「課外授業の宝探し」が開始するまでのプレイの目安時間は、個人差があるものの、約3時間となっている。

林間学校のオリエンテーリングツアーがスタート

 里の出身で「藍の円盤」の舞台・ブルーベリー学園に通うゼイユ、スグリの新キャラクターたちとの出会い、自然豊かでどこか懐かしい田園風景、キタカミセンターで行われる「オモテ祭り」など、パルデア地方とは異なる世界観のなかでワクワクする体験が続く。ストーリーはゼイユとスグリとの出会いをきっかけに進行。表情豊かなゼイユ、引っ込み思案ながら強い意志も感じさせるスグリとの交流は、体験会の範囲以降にも大きな期待を抱かせるものだった。

新キャラクターのゼイユとスグリ

 ストーリーを進行すると、前述の「オモテ祭り」にも参加できるようになり、最高得点を狙うゲーム「鬼退治フェス」がプレイできる。「鬼退治フェス」はキタカミの里に昔から伝わる催しもので、ポケモンにライドし、オニバルーンと呼ばれる風船を割ってきのみを集め、きのみ台まで運ぶ遊びだ。ソロでのプレイも可能だが、インターネット通信やローカル通信で最大4人でのマルチプレイで同時に遊ぶことができる。

※インターネット通信を用いてほかのトレーナーと交流するためには、Nintendo Switch Online(有料)への加入が必要です。

昔ながらの風情を感じさせる「オモテ祭り」

 体験会では、ソロで「初級」を一度クリアした後、実際に3人でのマルチプレイも体験した。複数種類のバルーンをバランスよく割らなければならないルール上、一緒にプレイする仲間との連携が不可欠。自然とコミュニケーションが発生し、「中級」「上級」いずれも制限時間ギリギリまで連携して奮闘する楽しさがあった。なお、「鬼退治フェス」は難易度と結果に応じた報酬があり、ポケモンの能力の基礎ポイントを調整できる「もち」をもらうことができる。そのなかには基礎ポイントをリセットできる「まっさらもち」が含まれていることもある。

「鬼退治フェス」はマルチプレイも可能だ

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