『バチェラー・ジャパン』S5・7~8話ーー予想外の結果はキスが決め手? 落とされた参加者は「最後の言葉をもらうのはちょっと辛い」

 メキシコでの旅を終え、日本に戻ってきた長谷川。いよいよ次は、共に将来を歩みたい相手としてローズを渡した竹下理恵(たけしたりえ)、大内悠里(おおうちゆうり)、西山真央(にしやままお)のそれぞれの家族と対面だ。慣れ親しんだ場所や人が引き出す彼女たちの素顔に長谷川は何を思い、最後にどういった決断を下すのか。

 最初に長谷川が会いに行ったのは、これまで真っ直ぐ自分に思いをぶつけてきてくれた竹下。この日、彼女は「メキシコでは見せられなかった一面を見てもらいたい」と長谷川を家族に会わせる前にある場所へ連れていく。それは、竹下がメイク講師を務める専門学校。生徒たちにメイクを教えるかっこいい一面を見せるという竹下のプランは、結婚相手とは尊敬し合いたいという長谷川の心に見事はまった。

 同じく専門学校の講師を務める竹下の友人からも「ちゃんと気を使える子だし、仕事に対しても真面目だし、信頼していただいていい」と後押しされた長谷川。実家では竹下の両親と妹に対面し、初めて会ったとは思えないほど和気あいあいとした雰囲気の中で対話を重ねた。その途中、長谷川は話が詰まった時に温かく見守ってくれたり、褒めるだけではなく的確なアドバイスをしてくれる竹下ならパートナーとして共に歩む未来が想像できると思ったことを家族に語る。それを受け、さらに長谷川への思いを強くした竹下。今後もし様々な困難が訪れ、今の自分が好きだと思っている要素が長谷川からなくなったとしても「好き」という確固たる思いを伝えると、長谷川は彼女の頬にキスをする。そのお返しに竹下からは、まさかの唇にキス。そこには、もはや誰にも入り込めないような二人だけの絆が生まれた。

 大内とは幼い頃から彼女が特別な日には家族と訪れていたという焼肉屋でしばし2人きりのデートを楽しんだ長谷川。そこで、母と祖母との3人家庭で育った大内は「(お互いの)家庭の形式が違うことで不安とかないのかなと思って」とずっと気になっていた質問をぶつける。それに対して一切迷いのない長谷川の「全くない」という答えに安心した様子の大内。母親が経営するスナックでも、母親が作ってくれた出し巻き卵で学生時代に毎日お弁当を作ってくれたことを思い出して、改めて感謝するなど彼女の家族思いな一面が溢れた。

 そんな大内にとって何より大事な存在である母親の前で、長谷川は「まず仕草が可愛い。見ていてすごい平和な気持ちになる」「真面目で一つひとつのことを真剣に受け止めてくれる」と彼女をべた褒め。その上でこの先、今は見えていない部分がお互い見えてきたとしても、違いを受け入れていくことが良いパートナーになっていく上で必要という長谷川の考えに大内の母も賛同する。こうして一つひとつの不安を長谷川が解消していく中で大内の彼に対する気持ちも膨らみ、「大好きが増えていってます」とデートの最後に照れながらも告白。そんな彼女を愛おしく思ったのか、長谷川は竹下に続いて大内ともキスを交わした。

 最後に、長谷川は西山の出身地である大分へ。彼女が考えてくれた砂湯デートで身体を温めながら、まずは学生時代の話に興じる。高校生の頃はスポーツ刈りで恋愛とは無縁だったという意外な西山のエピソードも飛び出し、いつも通り飾らない時間を過ごした2人。一方で、久しぶりに娘と対面した母親から「ばっちりメイクで誰かわからなかった」とコメントが飛び出したことからも、西山が長谷川の前ではおしゃれに自分を着飾っていることが伝わってきた。

 さらに、家族の前で「早い段階で次に会うのが楽しみってなったんよ。私の中ではその感覚が久しぶりだった」と長谷川との旅を振り返った西山。これまであまり自分の思いを口にしてこなかった彼女の本音に父親も「滅多にそういうことを言う子じゃない」と驚いた。泣いても仕方がないから前向きに。そんな西山の強さも知ることができた今回の家族との対面。一方で、長谷川はまだ西山本人から「好き」という直接的な言葉を聞けてはいない。何度もその言葉を引き出そうと試みるも、西山は恥ずかしそうに俯いたまま。時間は無情にも過ぎ去り、結局西山が長谷川に告白することはなかった。

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