ThreadsとTwitterの“文化の違い”にとまどいの声 テキスト型SNSをユーザーはどう選ぶのか
TwitterユーザーはThreadsに移行するのか?
機能面の問題は今後のアップデートで解消していく可能性もある。TwitterユーザーがThreadsへの本格的な移行を決めるにあたって、それ以上に大きな心理的ハードルになり得るのが、SNSとしての文化の違いかもしれない。
Instagramの流れをくんだSNSということもあり、ThreadsにはこれまでInstagramをメインで使っていたユーザーも多数集まっている。そして、ご存じのとおり両者のSNSとしての文化は大きく異なる。そんな2つのSNSのユーザーが合流したことに対するとまどいの声をサービス開始直後から多くみかけた。
今後、試行錯誤しながらThreadsで両者が共存していく道を見出すのか、それともTwitterユーザーは再びTwitterに戻っていくのか、あるいは別の「移行先」を見つけるのか、現時点では未知数だ。
Threadsリリース前に、Twitterの移行先候補としてよく名前の挙がっていた「Mastodon」や「Bluesky」「Misskey」などの分散型SNSを選ぶユーザーも一定数いると思われるが、Threadsが短期間でここまで巨大化した今となっては、多くのTwitterユーザーにとってのひとまずの選択肢は「Threadsに移行する」「引き続きTwitterを使う」のいずれかになるかもしれない。
7月19日現在、Twitterの閲覧制限について公式からは新たな方法は出ていないものの、SNSなどで「閲覧制限で見られない」という声を見かけることはなくなった。もし、このまま制限なく使える状態に戻るなら、他のSNSに移行することなくTwitterにとどまる選択も可能になる。
結局、どのSNSを使うかの選択は、「自分が読みたい発信をしている人がどのくらいいるか」「自分の投稿を見てほしい層の人がどのくらいいるか」がの2要素が機能面以上に重要となる。
Threadsの新しい文化に抵抗がなく、「今まで接点のなかった人とつながれる」とポジティブにとらえている場合はThreadsに移行し、これまでに築いたコミュニティを維持することにメリットがあると感じ、かつそのコミュニティの他の人たちも同じように考えているなら、「Twitter残留」をすることになるのかもしれない。
Threadsで偽アカウントや詐欺が発生する可能性あり? 利用できない欧州ではプライバシーに関する指摘も
巷はThreadsのにわか景気に沸いている。しかし実のところ欧州では、まだ利用できていない。これは消費者のプライバシーを厳格に保…