歩乃華、「SNSでご飯が食べれないです」と収益減少を報告 YouTuberはセカンドキャリアを考えて活動すべき?

 美容系コンテンツで人気を博し、チャンネル登録者53万人を誇る(2023年7月10日時点)YouTuberの歩乃華が、ここ最近の収益と自身のキャリアについての動画を公開した。

【ご報告】応援して下さっている皆様へ。

 動画冒頭で「SNSでご飯が食べれないです、ダサくてすみません本当に」と近況を報告。その結果、6月から普段通っていた美容室のSNS担当としての仕事を開始したという。ここ1年のYouTubeの広告収入は明言こそされていないものの、リンゴ決算では「5リンゴくらい」とのことだ。

※リンゴ決算とは、これまでの収入についてお金をリンゴに例えて算出する。「〇〇万円」と表記してしまうとあまりにも生なましいため、リンゴという単位が使われるようになった。

 歩乃華は4年間携帯ショップで受付業務をしていた経験がある。その経験を活かして一般企業で働くことを考え、転職エージェントを利用したり、資格取得の勉強をしたりと、一時は就職活動も進めていたようだ。ただ、現在は美容室「beauty studio M.O.D TOKYO【モッズ】」のSNS担当として、同美容室の知名度向上や集客アップを担当している。国家資格を持っていない自分が、お世話になっている美容室に還元できることを考えた結果だという。その選択により、充実した毎日を送っていることを報告した。

【経営破綻】ヒカルに1億円借りました。

 今回の歩乃華以外にも、YouTuberの収益減少の報告は多い。金持ちYouTuberとして一時はヒカルと双璧をなしていたラファエルも、過去に収入減少の報告をしている。2023年1月時点で大きな赤字を記録していたり、ヒカルから資金援助を受けたりなど、YouTubeの運営にも苦労していた様子だった。他にも筋トレコンテンツをメインに活動するぷろたんも今年に入ってから収益が下がったとのこと。多い時には2000万円以上あった収益が、5分の1になったと今年冒頭に公開している。

 こうしたYouTuberの収益減少が相次ぐなか、セカンドキャリアについて発信するYouTuberは今のところ多くはない。そんな状況で、インフルエンサー兼SNSコンサルとして働き始めた歩乃華は良いロールモデルになるだろう。

 近年様々なプラットフォームのリリースや、若手インフルエンサーの登場により、ますます競争が激しくなっているこの“インフルエンサー”という職業。今後のことを考え、歩乃華のように、セカンドキャリアを視野に入れた動きも重要となってくる。

 もちろんインフルエンサーやクリエイターが、その本職のみで稼げることが理想だ。しかしそれが難しい場合、歩乃華のように自分の強みを活かし、他の道も並行して進むことを検討してみるのも一つの選択肢だろう。

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