『今日好き パタヤ編』4話ーー男子メンバーの告白相手はすでに決定? 最終日前に“理想的なカップル”が成立か
ゆのん、じゅんのすけへの愚痴は遠回しな“好き”の表れ?
「自分の知らなかったこととかを知れたりするから」。メンバー全員のさまざまな想いが交錯する2日目終盤。この日のラストチャンスを託した2ショットで、たいし(池田大志)が「ゆのんのどこがいい?」という質問に答えた言葉が、先ほどの引用部である。
最初のきっかけはなにげないものだった。なんなら、ふたりきりの場所でもなかった。ビーチでの記念撮影の際、スマートフォンを上下逆さに構えると、写真が上手く撮れるというアドバイス。それでも、たいしとゆのん(中島結音)がお互いを意識しあうには十分な時間だった。
この2ショットでも「行動で表してくれるけ、うれしい」「ハッキリ言ってくれてマジうれしい」と、幸せな想いを滲ませるゆのん。現状では、もうひとりの気になる男子ことじゅんのすけ(准之介)に対する想いよりも、たいしへのそれは強いようだ。彼女のなかでは、意中の相手への積極性=想いの強さのバロメータとなっているのだろう。であれば、じゅんのすけに先手を取ったたいしには、かなり有利な戦況といえる。
たいし×ゆのんの2ショットについては、スタジオの“恋愛見届け人”たちの間でもかなり解釈に幅があった。たいしと話している間も、ゆのんからときたま、じゅんのすけからのアプローチがないことが話題に挙がった。彼女の真意はわからずとも、かすはそれが逆にじゅんのすけを好きになっていることの裏返しなのではと分析。一方で井上裕介(NON STYLE)は、今年春の『卒業限2023』ぶりの“乙女井上”を憑依させて「いま奪い取ってよ! 連れ去ってよ!」と、ゆのんが抱いているかもしれない遠回しな本音を代弁する。恋愛見届け人たちにこれほどの“解釈バトル”をさせるあたり、いま、たいし×ゆのんのペアがアツい。
また大友花恋は、たいしの余裕のある振る舞いに注目。明日にはもう旅も最終日。普通に考えれば、意中の相手に少しでも多くの言葉を尽くしたくなるところを、たいしはその時々の話題について、必ずといえるほど「〜なんだ」と、確認のようなニュアンスの言葉を口にする。その結果、話の着地点を相手の喋るターンにパスできるのだ。
今回のケースであれば、ゆのんがまだなにか話し足りなければ、それまでの話題について補足をするし、そうでないのであれば、彼女はすでに満足感を得られているはず。会話の最後に余白を生み出しつつ、それでいて重要な場面では「好き」という一言を、まるで置き土産のように“ぽんっ”と置いていくあたりに、たいしの大人びた性格を感じられた。