『恋ステ 2023春~Sweet Orange Memory~』最終話ーーカップル成立したのは? ここなVSいちか、親友同士の恋のバトルがついに決着

 三角関係が乱立した今シーズン。女子からの最終告白を経て、合計3組のカップルが誕生した。一筋縄ではいかなかった恋を掴み取ったメンバーの“勝因”はどこにあったのか。それぞれが選んだ結末を、じっくりと振り返っていきたいと思う。

No.1モテ女子・りんが選んだのは?

 ほとんどの男子メンバーから、一度は“候補”に入れられていたモテ女子・りん(池ノ上りん)。紆余曲折を経て、最終的には一途に思いを寄せてくれていたそうた(小田颯太)と、トライアングルデート後から急激に距離が縮まったしおん(市原志音)の間で揺れ動くことになった。

 正直なところ、序盤から押しまくっていたそうたが優勢かと思っていた。しおんはほかの女子に目を向けていたのに対し、そうたはとにかくりん一直線だったからだ。「押してダメなら引いてみろ」という恋愛のテクニックは、『恋ステ』では御法度。週末しか会えないからこそ、会える間にとにかくアピールをしまくらなければならない。

 しかし、りんが選んだのはしおんだった。やはり、最終告白前日のオレンジタイムが効いたのだろうか。そうたが、しおんとの間に割って入らなかったせいで、2人の距離がグッと縮まってしまった。ただ、この“行かない”という選択は、りんのことを考えてのこと。気持ちの大きさが伝わってきて、胸が苦しくなった。その夜に手紙を渡して巻き返しを図ったが、この時点ではすでにしおんに気持ちが固まってしまっていたのだと思う。

 ラストスパートに急激に距離が縮まったりんとしおん。きっと、何か通ずるものがあったのだろう。ほんわかする癒し系カップルの誕生に、心が癒された。

ピュア女子 vs 小悪魔女子 恋を掴んだのは……

 高校2年生のたすく(前川佑)をめぐってバトルを繰り広げていたのは、高校3年生のまりん(橋本真林)と高校1年生のえみり(湯淺えみり)。たすくは、恋愛慣れしている小悪魔な年上女子と、交際経験がないピュアな年下女子との間で気持ちが揺れ動いていた。

 ここまで正反対な2人のなかから1人を選ぶとなると、最終的には自身のタイプの問題になってくる。えみりを選んだたすくは、お兄さんのようにリードをしたい願望が強かったのだろう。前日のツーショットでは、まりんにタジタジにされている感じだったので、ちょっぴり意外な結末となった。

 「私の初めての彼氏になってください」と伝えたえみりに、「いろんなことを一緒にしたい」と返したたすく。これから2人はたくさんの“初めて”を積み重ねていくのだろう。ピュアな雰囲気を纏う可愛らしいカップルで、心から応援したくなった。

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