ヘラヘラ三銃士、総額1200万円の大型企画を実施　案件戦略で資金を捻出できた要因はリーダーの手腕にあり？

　Z世代から絶大な人気を誇るヘラヘラ三銃士が、女性YouTuberを集め、大型企画を実施。案件を含め獲得した資金を活かし、YouTube業界のトップを目指すヘラヘラ三銃士に迫る。

　人気グループYouTuberのヘラヘラ三銃士が、「【新世代VSベテラン】超豪華な女YouTuberが巨大セットで体当たりバトル!!《1000万企画》」を公開した。先週まで実施していた“案件ウィーク”を含め、これまで集めた資金を投資し、多くの女性YouTuberを巻き込んだ企画となっている。

　20代前半のヤングチーム、20代後半以降のアダルトチームに別れ、どちらのチームが根性があるのかを競った。ヤングチームには中町綾、ばんばいざい・みゆ、るななど、新世代YouTuberとして活躍するメンバーが多数出演。一方のアダルトチームはヘラヘラ三銃士のメンバーや、ファッション美容ジャンルで人気を博すゆきりぬ、YouTuberとも度々コラボしているマナー講師の平林都などが参加している。

　根性を比べる、いわば我慢比べが醍醐味である今回の企画。大量のわさびが入った寿司を食べているのをバレないように演技したり、巨大風船が割れるプレッシャーの中クイズに答えたりと、バラエティ番組さながらの内容。普段きらびやかな女性YouTuberたちがゲームに負け粉まみれになったり、恐怖の中絶叫したりと、普段とは一味違う表情が見られることもファンにとっては嬉しいポイントだろう。

　今回の企画はフジテレビのスタジオを使い、豪華なセットの中で進行された。MCとして、NON STYLEの井上が登場するなど、1200万円を惜しみなく使用している。

　1200万円と莫大な予算が注ぎ込まれた本企画は、3月20日からヘラヘラ三銃士が行った「案件ウィーク」の功績とも言える。もともと企画していた大型企画の予算が足りないとのことで、その名の通り案件を多く受ける1週間を作り、資金を集めてみせた。

　この実績の功労者として、YouTuberの顔だけはなく、経営者しても活躍するありしゃんの存在は無視できない。東京を中心にネイル＆アイラッシュサロンを展開するありしゃんだが、3月には名古屋に新店舗をオープンし、年商5億円と順調に事業を拡大。まさに経営者としても力を持ち、ヘラヘラ三銃士のブレーンとも言える働きを見せている。

　そしてその両脇を固めるまりなとさおりん。この体制こそがヘラヘラ三銃士最大の強みであり、今回のように潤沢な資金のもと、大型企画を成功させた理由と言えるだろう。古参YouTuberの引退や、収益が振るわないなどネガティブなニュースが目立つYouTube業界だが、ヘラヘラ三銃士は周りとは一線を画した企画力、そしてありしゃんを中心とした戦略と実行力で、今後もこの業界を席巻していくだろう。