古参YouTuberたちが続々と活動終了や解散を発表 YouTuberにとっての「幸せな幕引き」を考える

 古参YouTuberたちの解散や実質的な活動休止を振り返ると、8月に禁断ボーイズが7年間の活動に終止符を打ったことは記憶に新しい。禁断ボーイズは、昨年9月にリーダーのいっくんが脱退、同時に田中が活動休止を発表した。活動を続けていたメサイヤとモーリーが活動への限界を口にすると、田中が新リーダー・たっつんを引き入れ、3か月限定で「オワコンボーイズ」に改名。4人でチャンネル登録者数200万人を目指して奮闘していたが、残念ながら目標達成とはいかず解散となった。

 9月にはアバンティーズが活動11年目にして無期限活動休止を発表したことも、大きなニュースとなった。幼なじみ4名で結成されたアバンティーズは、2019年にエイジが休暇で訪れていたサイパンで水難事故により帰らぬ人となる悲劇が起きた。残されたそらちぃ、ツリメ、リクヲで活動を継続していたが、リクヲが留学のために昨年10月からグループでの活動を休止。以降はそらちぃとツリメで、試行錯誤しながらアバンティーズを守り続けていた。活動休止を発表した際には、ツリメが心の病を患っていることが明かされ、ツリメが治療に専念できるよう、無期限での活動休止を選択したと説明している。

 一時代を築いた古参YouTuberたちは、新世代YouTuberの台頭や新型コロナウイルスの感染拡大による活動縮小、芸能人のYouTube参入など、幾つもの壁にぶつかり、乗り越えようと奮闘してきた。志半ばで表舞台から退くYouTuberが多いなか、はなおでんがんの「やり切った」という理由での解散や、ヴァンゆんのチャンネル再生成功からの無期限活動休止は、YouTuberにとっては幸せな幕引きなのではないだろうか。

アバンティーズ、無期限活動休止を発表  YouTube黎明期を支えた11年間の活動を振り返る

グループYouTuber・アバンティーズが今月1日に投稿した動画内で「無期限の活動休止」を発表。昨年より留学していたリクヲも帰国…

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