Lightningポート廃止が噂される『iPhone 15』、Type-Cではなく「Thunderbolt」を採用?

 2023年にローンチされると思われる『iPhone 15』シリーズのハイエンドモデルがThunderboltポートを採用する可能性があることが分かった。

 Appleの著名なアナリストMing-Chi Kuo氏は11月17日に次のようにツイートしている。

 「私の最新の調査では、2023年後半の全ての新型iPhoneでLightningが廃止され、USB Type-Cに移行するが、2つのハイエンド モデル(『iPhone 15 Pro』と『iPhone 15 Pro Max』) については、高速通信をサポートします。『iPhone 15』と『iPhone 15 Plus』は、Lightningと同じくUSB 2.0をサポートします」

 現行のUSB 2.0のデータ転送速度は最大480Mbpsだが、Thunderbolt 3は最大40Gbpsと桁違いに速い。

 『iPhone 14』シリーズ高級機種では画像の解像度が48メガピクセルとなり、ファイルサイズが大きくなった。また4K動画を撮影したファイルも大容量になりやすいが、今後Thunderbolt 3が採用されれば重さを感じることなくスイスイと転送できるようになるだろう。

 欧州連合(EU)が環境対策として電子廃棄物(E-Waste)を削減する政策を推進しており、電子機器の端子を「USB Type-C」に統一することを決定。Appleは10数年間もの長きにわたり親しまれてきたLightningポートをついに廃止せざるをえなくなった。

 Appleは独自路線を廃して規制には従うものの、さらなるイノベーションに余念がないようだ。

(source)
https://appleinsider.com/articles/22/11/17/iphone-15-pro-rumored-to-get-thunderbolt-connectivity
https://www.macrumors.com/2022/11/17/iphone-15-pro-thunderbolt-port-rumor/

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