レイクレ・ともやんが憧れる男性像 YouTube活動とブランドディレクターではスイッチが違う?

――YouTuberのともやんとブランドディレクターのともやんでは、入れるスイッチが違うのでしょうか。

ともやん:まったく違うかもしれない。レイクレで動画を撮っている僕は、毎日楽しいことを考えて遊んでいる小学生みたいな感覚なんですけど。ブランドディレクターとしてのともやんは、ちょっと大人ですね。“仕事してる俺”みたいな(笑)。

――特に何をしているときに“仕事してる俺”を感じますか?

ともやん:PDFを開いているとき(笑)。&RSONではPDFファイルを開く機会が多いので、“俺、仕事してるー!”って思います。あと、スイッチという点でいえば、動画撮影のときは(スイッチが)入りますね。以前、「沖縄で1週間0円生活」という企画をやったことがあって、僕、初日にめっちゃ歯が痛くなってしまったんです。どうしようと思ったんですけど、カメラが回ると全然痛みを感じないんですよ。そのときに、やっぱりスイッチが入ってんねんやと思ったんですよね。

――なるほど(笑)。ともやんさんは、個人チャンネルも開設しています。レイクレのメンバーとして活動しているときと、意識するところは違いますか?

ともやん:違いますね。個人のチャンネルでは、僕をきっかけにバスケに興味を持ってほしいという思いが一番強いんですね。でも、ただバスケをしている僕の姿を見せても、もともとバスケを好きな人にしか刺さらないから。ちょっと笑いの要素を入れたりして、「バスケ×バラエティー」をテーマに動画をアップしています。

――先ほど、ともやんファンは男性が多いとおっしゃっていましたが、同性から支持されるのはどんな気持ちですか?

ともやん:めっちゃうれしいです。僕、どちらかというと、女の子にモテたいというよりも、同性にとっての憧れの人になりたい欲のほうが強いんですよ。

――それは、今までナチュラルにモテてきたから……?

ともやん:まぁ、そうでしょうね~……ふふっ、いや、わかんないですけど(笑)。キムタクさんとか長瀬(智也)さんとか、めっちゃカッコよくて完ペキじゃないですか。ああいう人になりたいんです。

――ともやんさんにとって、木村拓哉さんや長瀬さんの魅力的な部分は?

ともやん:えー!  それを話し出したら長くなりますよー。僕、いつもマネージャー相手にキムタクのカッコよさを朝まで語ってますから(笑)。まぁ、ふたりのカッコよさは僕の目指すべき場所とは違うと思うんですけど、どういう形であれ「ともやんになりたい」「ともやんの着ている服を真似したい」って思われる人間になれたらすごくうれしいし。そうなるためには、カッコいい生き方をしなきゃいけない。今は、男に憧れられる人になりたいという気持ちがモチベーションになっていますね。

――ファンの方とコミュニケーションをとる際に心がけていることはありますか?

ともやん:ある意味、めちゃくちゃ失礼にいきます。例えば僕、イベントに来てくれた子に「なんでまた来たん?」とか言ったりするんですよ。あえてそうすることで、相手も気を遣わずにすむだろうし。ホントに気取らず、友達感覚で接するようにしています。まぁ、自分のやりやすいように楽しくやっているだけなんですけどね。

――でも、それがファンの方の幸せにつながっているのは素晴らしいことですよね。

ともやん:ホントに! もう普通の生活には戻れないかもしれない……もちろん、それなりに大変なこともいっぱいありますけど。

――例えば?

ともやん:街を歩くのが怖いとか。買い物をするときも友達とごはんにいくときも、常に周りを気にしながらっていう。悪いことをしているわけじゃないのに、監視されてるみたいでイヤになったりとか。アンチコメントを見て心をやられることもあるし。でもね、最近、そういう気持ちの落としどころを見つけたんですよ。それは、ほしいものがあったら全部買う! だって、これだけいろんなことをガマンしてるんやから、ほしいもんぐらい買ってもいいやろうと思って。

――ちなみに、最近買ったものは?

ともやん:それがね、ほしいものがあんまりないんですよ(苦笑)。あっ! けど、最近、テレビを買いました。

――では、ブランドディレクターとして、YouTuberとして、それぞれの展望を教えてください。

ともやん:ブランドディレクターとしては、最終的に僕よりブランドのほうが有名になってほしいですね。何も知らずに商品を買って、“あっ、これ、ともやんが作ってたんや!”ってなったら一番の成功かなと思います。YouTuberとしては、あと10年は続けること。10年後までちゃんと数字(再生数)をとれて、飽きられないチャンネルにしたい。今、レイクレはまさにそれを目指して活動しています。

――飽きられないための秘訣は?

ともやん:流行らせないこと。流行ってしまったら、絶対に終わりがくるじゃないですか。だから、ホントに少しずつフォロワー数が増えて、“いつの間にか、レイクレってもうこんなにスゴいところにおんねや!?” っていうチャンネルを目指しています。

――具体的な目標はありますか?

ともやん:今やりたいのは、“命がけの大富豪”。満員の武道館でトランプの「大富豪」をやって。一番負けたヤツがその場でフェラーリ購入の契約書類にサインをして、武道館に横づけされたフェラーリで去っていくっていう内容です(笑)。まぁ、男の夢を言い出したらきりがないですけど。レイクレのYouTubeのコンセプトが「男の夢を叶えるチャンネル」なので、メンバー5人で夢を叶え続けたいですね。

ともやんに聞く、“楽しい”を追求する行動力 亡き親友との夢を叶えたレイクレ100万人突破の軌跡

関西を拠点に活動する人気YouTubeチャンネル「Lazy Lie Crazy【レイクレ】」(以下:レイクレ)。メンバーは5人で…

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