『今日好き セブ島編』5話ーー予想外のサプライズを仕掛けたメンバーとは? “最後のアピールタイム”がまさかの展開に

ルナは、ただじゃ終わらない 第1話からのアプローチを総まとめ

 第4話の記事にて約束した通り、ルナについても触れていきたい。第1話において、けいた(香月慶太)と2ショットをした際に飛び出した衝撃のゲームこと“質問ごっこ”にて、鮮烈なインパクトを残した彼女。同ゲームは、質問をして、10秒以内に答えることを繰り返す……つまりは“会話”なのだが、お互いに言葉に詰まるのを防ぐため、あえてとっつきやすい内容にしたのだろう。

 そんな遠回しなゲームの内容に対して、けいたに「言われてうれしい言葉」の質問をしたとき、「遠回しじゃなくて、直接的な言葉」というパスを受けて「大好き」と、手をメガホン代わりにして小さく伝えたり、その後に「絶対に振り向かせるんで」と決意を述べたり。何を考えているのかが読めない、ゆったりとした口調の独特でミステリアスな雰囲気と、ルナが胸に秘めた一途さのギャップに惹かれるわけだ。

 第4話でも、けいたへのアプローチは続く。初日のグループ別行動で叶わなかったショッピングを満喫した後、記念写真の自撮り時に「写りたい画角がある」と、彼の肩に後ろから腕を回す形で急接近。さらに2ショットからの帰り際、ふたり並んで歩く途中で、今度も後ろからそっと抱きつき、最終日の告白を約束。このシーンでは特に、後ろから見たルナの姿が大人の女性のそれ、そのものだったのだ。距離感は詰めながらも、それがいい意味で高校生離れをした方法でかつ、決して露骨ではないのが素晴らしい。とはいえ、好きな人の前では常に“甘えモード”。こんな魅力的なメンバーに、なびかないはずがないだろう。

 しかしながら、現実とは残酷なもの。肝心のけいたのキモチは、第一印象から揺らがず、あやね(福間彩音)にもうほとんど固まっているとのことだ。最後のアピールタイムでは、男子サイドが2ショットをしたい相手を選ぶため、ルナはけいたに呼び出されない限り、彼と話ができないのだが、ルナはきっと、この時間のためにも色々な作戦を練っていたはずだし、他の女子メンバーや恋愛見届け人からも期待・慰めを受けていただけに、彼女への信頼度の高さが伺えた。

 その信頼と期待はこの後、しっかりと返される。ルナが“ルール違反”をしたのだ。けいたの待つ場所に突撃し、最後の2ショットを申し込む。ルナは、ただじゃ終わらないぜ。次回、いよいよ2022年の『今日好き』の夏が終わる。

【場面写真】『今日好き セブ島編』5話ハイライト

【写真】『今日好き セブ島編』メンバー一覧

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