2022.07.13 14:00

「VCT2022 Stage2 Masters」日本代表、接戦を制してプレイオフへの望みを繋ぐ　XERXIA戦を終えたNORTHEPTIONインタビュー

文・取材＝三沢光汰

ーーNORTHEPTIONのスタッツを振り返ると、今回の3rdマップ「バインド」ではVCT Stage2全体を通して初めてオーバータイムに突入しましたが、緊張や不安にはどのように立ち向かいましたか？

BlackWiz：オーバータイムに入ってからは、とにかく絶対に気持ちで負けないようにしよう、というのを意識していました。

ーーBailコーチからはどのようなお話をしましたか？

Bail：こうした大会を勝ち抜く上で重要なのは、試合中に選手同士で作戦を立てられることだと考えているので、特に戦術の指示はしていません。アタッカー側のラウンドだったので、IGLのJoXJoにどういう作戦でやりたいか意見を聞き、それに合わせてどういうプレイをするのか、選手同士で話し合いをさせました。その作戦が上手くいかなくても、責任はコーチの俺が取るからと伝えて、選手たちを信じてやりたいプレイをやってもらいました。

ーーBlackWiz選手は今回3rdマップのバインドで「ヴァイパー」をプレイしていましたが、国際大会で初めてヴァイパーをピックしてみた感想はいかがですか？

BlackWiz：実のところを言うと、僕はバインドでもヴァイパーをプレイしたかったんです。けど、チームの構成だったりもあって今まで出せなくて。自分の本当に好きなメインエージェントを、世界大会っていう場で披露できて本当に嬉しかったです。

ーーJoXJo選手は試合中、Meteor選手の日本語通訳も務めていらっしゃるとのことですが、それによってIGLとしてのパフォーマンスに影響が出ることはありますか？

JoXJo：僕自身、まだ日本語を流暢に話せる訳ではないんですが、日本人選手の3人が僕の話をすごくよく聞いてくれているので助かっています。Meteorがやりたいプレイを聞いて、すぐに伝えようと簡単な日本語だけで話してもしっかり汲み取ってくれて、そのおかげでうまくやれているのでメンバーにすごく感謝しています。

ーー今日の試合後、XERXIAのfoxz選手に「NORTHEPTIONはどこまで勝ち残れると思う？」と質問したところ、「グランドファイナルまで行けるポテンシャルがあるチームだ」と話していました。ぜひ感想をお聞かせください。

JoXJo：この大会に出場している他のチームは、どこもチームとしての完成度がすごく高いと感じていて、その中で僕らはまだ試合の中で成長しているチームだと思っています。なので、まずは目の前の1試合1試合に集中することを大切にしています。それが最終的に結果につながれば一番いいですね。