ヒカキン×セカオワの4年ぶりコラボ「Habit」がYouTubeで大ヒット中　2022年のブームを作るか？

　ヒカキンが、現在SNSを中心にバズっているSEKAI NO OWARI「Habit」ダンスに挑戦した。しかも“完全再現”ということで、ボーカルFukase本人も撮影に参加。もともと親交のある2人だが、YouTube上でコラボするのは実に4年ぶりとなる。投稿からまだ数日しか経っていないが、すでに800万再生を突破し、1000万回にも届きそうな勢いを見せている。

“踊ってみた”が大流行中

　SEKAI NO OWARI「Habit」は、今月22日にリリースされる新曲。CLAMPの人気コミックを蜷川実花監督が実写化した映画『ホリック xxxHOLiC』の主題歌として、すでに注目を集めていた本楽曲だ。

　その上で映画公開と共にMVが先行公開されると、予想を裏切るかのようなFukase本人と20名のダンサー達の奇怪なダンスと中毒性のあるリリックでさらに話題を呼ぶこととなった。MVは、投稿約1カ月半ですでに3000万再生を突破するほど。公式TikTokにも、76万のいいねが付いている（6月15日現在）。

　舞台は学校であり、Fukaseは教師役として生徒役のダンサー達と、セカオワ史上最難度と言われるダンスを踊っている。歌詞中には「大人の俺が言っちゃいけない事言うけど／説教するってぶっちゃけ快楽」や、サビの「俺たちだって動物」など赤裸々なリリックに、現在の社会や若者たちへのメッセージが込められている。

　韻を踏み続けるインパクトのある歌詞と、コミカルな独特のダンスがTikTokやSNS上で“踊ってみた”として現在人気沸騰し、ムーブメントを見せている。

ヒカキン、Fukaseと4年ぶりのコラボ

　そんな「Habit」ダンスとMVの完全再現に、今回ヒカキンがチャレンジした。舞台である教室のセットやFukaseとお揃いの衣装も、自らで用意。しかも今回はヒカキンだけではなく、Fukase本人も撮影に参加するというプレミアムな企画となった。

　2人がYouTube上でコラボするのは、実に4年振りとなる。前回はSEKAI NO OWARIの代表曲である「RAIN」を、セカオワメンバーの演奏とFukaseの歌と共に、ヒカキンのボイスパーカッションでコラボしている。

　そして、今回も難易度の高いダンスをヒカキンは見事にクリア。映像の途中には、本家MVとヒカキン版との比較映像もあり、その遜色のなさに驚くほどであった。前回も合わせて、2人が揃うとかなり気合の入ったクオリティ高い企画が用意されることが証明されたのではないだろうか。

人気の振り付けを担当したのは？

　「Habit」の振り付けを担当したのはTikTokやYouTubeでも活躍する、ダンスパフォーマンス集団・パワーパフボーイズだ。

　リーダーのAOは、三浦大知のバックダンサーを務め、各メンバーもさまざまなアーティストのMVに出演するなど、実力派揃いのチームとなっている。

　やはり今回のような中毒性のあるコミカルなダンス動画がSNS上で人気を博しており、Fukaseのリリックやセカオワの持つ不思議な世界観とマッチし、化学反応を起こした結果の流行と言えるだろう。

　また、パワーパフボーイズが踊るTikTokでの「Habit」動画も、43万いいねを獲得。ダンサー自身が振り付け動画を投稿していることもあり、皆がマネしやすいというのも十分にあるだろう。

　TikTokに比べるとYouTube上ではまだ“踊ってみた”の数が少ないようにも感じるので、ヒカキンの今回のMVが着火剤となることを期待したい。