日本の『VALORANT』は始まったばかりだーーOpTic戦を終えたZETA DIVISIONにインタビュー

 Riot Gamesが手がける5vs5のタクティカルシューターゲーム『VALORANT』。その世界大会にあたる『2022 VALORANT Champions Tour Stage1 Masters Reykjavik』が、4月10日より開催されている。

 下馬評では、早々にグループステージ敗退を決め、姿を消すだろうと目されていた日本代表「ZETA DIVISION」だが、世界の並いる強豪を下し、快進撃を続け、大会が進むごとに大きな話題となっていった。

 4月24日に行われた大会11日目では、北アメリカ地域の代表「OpTic Gaming」(以下OpTic)と対戦。グランドファイナル進出がかかった大一番だ。第1マップ「ヘイヴン」では、OpTicを11-5まで追い詰めるも、その後OpTicが怒涛の反撃を見せ、12-12のオーバータイム(延長戦)に突入。逆転を許し13-15で惜しくも第1マップを落とした。その後第2マップ「フラクチャー」を5-13、第3マップ「バインド」では、8-13で敗北。本大会は3位という結果で幕を下ろした。

 試合直後に行われたプレスカンファレンスの模様をお届けする。

ーー今大会、初めてのNA地域の相手ということで、戦ってみた率直な感想をお願いします。

Laz:Opticが自分たちの戦い方を貫きつつ、そこから僕たちの戦い方に対応して、上をいくような戦い方をしてきて、その上で撃ち合いや細かい連携、スキルの合わせもうまくて、「これは強いな」と思いました。

ーー2本先取された上で、第3マップに移るインターバルでチームの中でどのような会話がありましたでしょうか?

Laz:取りたかったマップを2連続で落としてしまって、このままいっていいのかな、何か変えた方がいいのかな、とか考えつつ、自分たちのことを考えるしかないと。いつも同じ感じで「対策をしっかりみんなで考えてぶつかっていこう」という感じの話だったと思います。

ーー事前の研究と実際に戦ってみた印象の違いはありますか?

Laz:仕入れた情報と実際の試合で相手の動きを照らし合わせて、様子見しながらやっていたんですけど、最初の方は予想通りだったけど、OpTic側が臨機応変に対応してきて、僕たちがどこを対策しているのかを察したのかなという感じがしました。

ーー2マッチ目では注目のチェンバー対決ともなりました。yay選手の印象はいかがでしたか。

Laz:強いなというのは感じたんですけど、僕自身大会中にあまり「この人強いな」とか思わないタイプで、あまりいい言葉が思いつかないです。でも安定していて、すごく丁寧にプレイしてくるなという印象を受けました。

ーー今回の敗戦を経て、今後どのように調整していこうと考えていますか?

Laz:今回いろいろな試合を実際に体験できて、日本にいるときとは比べ物にならない経験をできたので、どういう戦い方で行こうかという調整と、細かいところでは少人数戦はもっと強くなりたいなと。G2戦でも、同じ形で流れを持っていかれたこともあったので。

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