スマホが銃弾を受け止め、紙一重でウクライナ兵の命を救う
ロシアがウクライナに侵攻し、両軍の全面戦争に発展している。電撃戦で全土に強襲を仕掛けたロシアだが、ウクライナ軍は挙国一致で徹底抗戦を続けている。
桁違いの軍事力と物量の差があり、当初は数日で首都キーウ(キエフ)が陥落するという観測もあった。しかしロシア軍は、キーウ包囲を解き退却を余儀なくされた。ウクライナ軍の善戦の一因が、テクノロジーの活用だ。
西側陣営の支援も受けており、イーロン・マスク率いるスペースXから提供されている衛星インターネット「スターリンク」も、その一つだ。ドローン等を巧みに使いこなし、敵軍を混乱に陥れている。また、スマートフォンのデータも、相手の位置を特定するのに一役買っている。
しかしある映像により、意外な形でスマホが兵士の命を救っていたことが明らかになった。
そこは雪が降り、砲撃の音が響き渡る最前線。ウクライナ軍の兵士が、塹壕のような物陰に身を隠し、銃のマガジンに弾丸を装填しながら、同僚と会話をしている。
そして得意げに右手をポケットに入れると、スマホを取り出した。なんと、そこには斜めに銃弾が食い込んでおり、ケースを突き破りとがった金属片がはっきりと確認できる。英紙『Metro』は、ロシア軍が発射した「7.62x39mm弾」だという見方を示している。
よく目を凝らしてみると、スマホの画面は粉砕されているが、弾丸は紙一重のところで貫通しきっておらず、身体にめり込むのは免れたようだ。
スマートフォンは、落としても壊れないように年々、強度が高まっているが、まさか弾丸を受け止めて、兵士の命を救うことになると想像していた人は、いなかっただろう。
(画像=TpyxaNewsのTwitter)
(source)
https://metro.co.uk/2022/04/19/ukrainian-soldier-saved-from-bullet-by-smartphone-in-his-pocket-16490741/
https://twitter.com/TpyxaNews/status/1516001518427807753