業界最速リフレッシュレートのゲーミングスマホ「RedMagic 7」日本上陸 プレイしてわかったハイスペックさ

背面の内蔵空冷ファンは回転しながらLEDライトで光る。左右のスリットから空気を吸引・排出する

 スマートフォン本体の発熱はパフォーマンス低下を引き起こすため、このようにゲーミングスマートフォンは冷却性能を高める工夫がされているのである。別売のRedMagicスマホクーラーはクリップ式で冷却効果の高いペルチェ素子で出来ており、RedMagic 7本体にクリップで取り付けるとさらに高い冷却効果を追加できる。なおクーラーはUSBケーブルで電力を供給する必要がある。

RedMagicスマホクーラーを取り付けると強制的に外部から冷却できる

 それではRedMagic 7でゲームをプレイしてみよう。前述したようにアプリ一覧からゲームを選んで起動してもいいが、側面のGame Boostスイッチを切り替えればGame Spaceが起動、内蔵ゲームの一覧が表示される。なおGame Spaceは自動的に横向き画面で起動する。またゲーム以外のアプリをここに登録することも可能だ。

Game Spaceを起動

 ゲームを起動中に、画面の左右の上側から内側にスワイプすると、ゲームの設定メニューが表示される。ここから本体のパフォーマンスの変更が可能だ。最大のパフォーマンスにすれば高速なゲームも快適に操作できるが、本体の発熱は高まりバッテリーの消費も多くなる。このあたりはゲームごとに個別に設定することで最適化することも可能だ。画面のリフレッシュレートもここで直接変更できるため、わざわざ設定画面からディスプレイの設定を開く必要もない。このようにゲーミングスマートフォンはゲームプレイにだけ集中できるようになっているのである。

ゲームプレイ中も設定画面を呼び出せる

 なお165Hzの高速表示は対応しているゲームのみとなる。ゲームによっては120Hzまでしか対応していないものもあるので注意が必要だ。筆者はカジュアルなゲームを好むため、165Hzのメリットを体感できるほどではなかったものの、所々で激しく動く画面などは滑らかに表示された。フォートナイトやPUBGなど、指先の動きの一瞬の遅れが命取りになるようなゲームであれば、RedMagic 7は大きな威力を発揮するだろう。

 ちなみにRedMagic 7はスマートフォンとして使っても快適だ。高速なリフレッシュレートはSNSのタイムラインをスクロールさせるときも表示がカクカクとすることはない。カメラは6400万画素と800万画素(超広角)、200万画素(マクロ)の3つで、日常的な撮影に不満が出ることはなさそうだ。RedMagic 7はゲームをする人はもちろんのこと、特徴あるボディーのスマートフォンが欲しい人にも向いた製品と言えるだろう。

RedMagic 7のカメラで撮影。日常的なスナップ撮影には十分だ

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