シュモクザメを至近距離で撮影……海外YouTuberが届けるサバイバル動画の魅力

 オーストラリアのYouTubeチャンネル「YBS Youngbloods」が、2022年3月12日に「Wild Encounter With A Big Hammerhead Shark」というショート動画を投稿。当YouTubeチャンネルのメイン男性Brodie Mossが、人が立てるような浅瀬まで泳いできたシュモクザメ(Hammerhead shark)を、2,3メートル程度の距離で撮影することに成功した。

 シュモクザメの頭部はT字型で、鐘を打つ撞木(しゅもく)のような形をしていることから”シュモク”ザメと呼ばれている。動画内ではシュモクザメのヒレが海面から姿を表しており、Brodie Mossが自撮り棒を使って至近距離で撮影。シュモクザメは彼の存在を察知したのか、近くまで迫ったところで後ろに引き返した。そこで彼は、子どものように興奮しながら、引き返すシュモクザメを追って行った。彼は「カメやエイを捕食しにやってきたのだろう」と語っている。

 2,3メートル程度までサメに接近して大丈夫なのかと、心配に思う方もいるだろう。実はシュモクザメは、ホオジロザメほど凶暴性はなく、頻繁に人を襲わないと考えられている。ただし、稀にシュモクザメに人が襲われるケースも発生しているため、危険度は0ではない。実際に、人が立てるような浅瀬まで泳いでくるため、国内ではシュモクザメに近づかないように警戒されている。つまり、シュモクザメに至近距離まで近づいたBrodie Mossには襲われる危険性があったわけだが、それでも意気揚々とサメに近づく彼は一体何者なのか?

Surviving 24 Hours Only Using My Hand Spear To Catch Food

 彼は海を縄張りとして活躍する、サバイバル系YouTubeチャンネルの運営者。チャンネル登録者数が315万人もおり、自身のグッズも販売するなど、人気YouTuberとして活動している。彼のサバイバル企画は非常におもしろく、たとえば「Surviving 24 Hours Only Using My Hand Spear To Catch Food」という動画では、24時間モリ(魚介類を突き刺して捕らえる漁具)で捕獲した魚だけを食料にして過ごす企画を実施した。まるで国内の地上波で、不定期で放映されるテレビ番組『よゐこの無人島0円生活』(テレビ朝日系)を彷彿とさせる、ワクワク感が彼の動画にはある。

 一般人では実施できない企画だからこそ、国内外を問わず、サバイバル系のYouTube動画には一定の人気が集まる。登録者数315万人が提供するサバイバル企画が気になる方は、この機会にぜひ視聴してほしい。

(Source)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/429050/
https://www.mikomoto.com/seasonality/hummerheadshark.html

関連記事