20年ぶりに復活した『未来日記』が描いたものとは? 出演した真愛&拓人へインタビュー

 恋愛リアリティ番組『未来日記』がNetflixで全世界同時独占配信中だ。本作は、約20年前にTBSで放送されていたリアリティ企画のリブート作品である。「これから起こることが書かれている不思議な愛の日記」・未来日記が届けられることで、一組の男女が恋に落ちる。だが、日記の最後のページに記されているのは「永遠の別れ」だった。これまでと違った視点で紡がれる恋愛リアリティショーが、私たちに新たな愛の物語を観せてくれる。

 今回はそんな『未来日記』に出演した真愛と拓人にインタビューを実施。撮影中の裏話や、現在のふたりの関係など、『未来日記』の撮影を終えた心境を語ってもらった。(Nana Numoto)

――いままでの未来日記の指示の中で一番印象の強かったものを教えてください。

真愛&拓人

真愛:最初のころにもらった「どんなに気持ちが動いても、未来日記が終わるまで彼に『好き』と伝えてはいけない」という日記ですかね。手をつなぐとか、ほっぺにキスするとか、行動に関する指示よりも自分の感情を隠すというのが難しいかもと感じていて。いつもすぐに顔に出てしまうので、うまく隠せるのかということも含めて、この日記が一番印象に残っています。

――ほかの日記の指示と違って、ずっと最後まで気持ちを隠し続けなければいけなかったですもんね。

真愛:撮影の期間はずっと頭の片隅にその日記がある状態で、「あ、好きって言っちゃいそうだった」とか思いながら過ごしていました。とにかく、その日記のことがずっと気がかりで。

――拓斗さんの印象深い日記はどれでしたか?

拓斗:北海道でもらった、「彼女が乗る最終19時のバスに間に合わなかったらこの物語はおしまい」という日記が、僕の中では印象的でした。本当に終わっちゃうのかなという不安ももちろんあったし。実際に本当に間に合わなくなっちゃってかなり焦りましたね。あの時は結構しっかり走りましたよ。

――この日記が、拓斗さんの中での大きな転機になった気がします。

拓斗:間に合わなかったときに自分の中で気持ちが変わったというか、真愛が好きなんじゃないかと気付きました。

――拓斗さんの方は「気持ちを伝えないように」とは言われていませんでしたが、真愛さんのことを好きかもと思った後から何か言動に変化を出そうと思ったことはありましたか?

拓斗:北海道で「好きだな」と気づいた時からは、番組内のインタビューなどで「好き」ということは口に出すようにしていました。でも真愛本人に特別何かをしたということはなかったかもしれません。僕の中で恥ずかしいと感じていた部分もありましたし、『未来日記』を撮影している途中でいきなり真愛本人に気持ちを伝えていいのかという葛藤もありました。そういうわけで、自分の中で気持ちを隠していた部分もあります。ただ自分の中では真愛のことが好きだと気づいていましたね。

――真愛さんはどうですか? 北海道での出来事以来、拓斗さんが自分を好きだと感じましたか?

真愛:『未来日記』で知り合った人だし、これが本当の感情なのか日記の指示なのか正直わからない部分が多かったです。自分も日記の指示をもらっているんだから、拓斗ももらっているんじゃないか、とも考えました。でも最後の花火の時に初めて拓斗が泣いているのを見て、この人も本当に終わりたくないって思ってくれているんだなと思えたんです。それまではバス停で離れ離れになった時にお互いが泣いていたのも知らなかったですし。

――沖縄デートの時には、拓斗さんが思いを告げたところで真愛さんが突き放すといった指示の日記があったと思います。すごく上手に気持ちを抑えていたかと思いますが、隠すのは大変でしたか?

真愛:そうですね……好きって言われてニヤけていたり、若干顔に出ていましたけど(笑)私は日記の指示でしたが、拓斗は全く知らないじゃないですか。ショックを受けている拓斗を見るのは、やっぱりつらかったです。

――拓斗さんはまさか日記の指示だとは思わなかったですか?

拓斗:あの時は全く思わなかったですね。単純に振られちゃったと思っていました。

――デートではあれだけ真愛さんが楽しそうな感じでいたのに「ここで振られるの?」と感じてしまいそうですが。

拓斗:やっぱりそれは思いましたよ。手もつないでいたし、沖縄では頬にキスしてもらったりもしたので、まさか振られるなんてと思って。あの時はショックが大きかったです。

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