コンパクトでポップな電動歯ブラシ「Philips One」 気になる使用感とは?

 PHILIPS(フィリップス)といえば電動歯ブラシといっても過言ではないほど、当メーカーのなかでも人気商品であり、筆者も手放せないくらい愛用している。歯の磨き上がりもツルツルで気持ちが良いし、なくてはならないアイテムだが、価格は約6000円~と決して安いとはいえない。

 そんな中、約3000円で登場した「Philips One」は、今までのフィリップスの電動歯ブラシから大幅にコストダウン。ポップなデザインとコンパクトさにも驚いた。今回はその使用感をレビューしていきたい。

コンパクトで持ち運びに便利なPhilipsOne 

PhilipsOne

 Philips Oneの特筆すべき点として挙げられるのは、そのカラーバリエーションの豊かさ。

 購入したシックな色合いのミッドナイトブルーのほか、サンゴ、マンゴー、ミントの4色があり、どれを買おうか悩むほどキュートでポップな色合い。そのどれもが鮮やかで美しい色にうっとりしてしまう。4色あるので、家族で色分けして購入できるメリットもあるだろう。 

 しかも、フィリップスの電動歯ブラシはケースが付いている。ほか製品もケース付きのものも販売されてはいるが、サイズが大きかったりゴツかったりとなかなかベストなものがなかった。Philips Oneのシンプルなデザインのケースはどこにでも持ち運びしやすく気に入っている。ブラシの部分だけフタがあるというのも面白いし、合理的。不思議な形ながら、使うのに不便は全く感じない。

PhilipsOneの実力は?

手磨きと同じように手を動かしてブラッシングする

 使い方は、電源を入れて歯に当てるだけ……ではなく歯にヘッドブラシを当てて、手磨きと同じように手を動かしてブラッシングするのだ。普段通りの感覚で電動歯ブラシを使えるので慣れるのも早いだろう。

 時間の区切りをビープ音でお知らせしてくれる「カドペーサー機能」や、「ブラッシング自動停止機能」といったフィリップスの電動歯ブラシならではの機能ももちろん付属。歯を磨きながら、感覚的に時間を感じることができる。

歯の形にフィットしたカッティング

 磨いてみるとやわらかい毛先も刺激が少なく、適度な強さでブラッシングができた。歯の形にフィットしたカッティングなので電動歯ブラシ初心者でも簡単に磨くことが可能だ。このブラシの柔らかさが絶妙で、硬すぎず柔らかすぎずとても心地よい。

 ただ、毎分13,000ストロークのマイクロ振動で歯石を除去できると公式サイトにはあるが、フィリップスのソニッケアーと比べるとやや磨き上がりはPhilips Oneが劣るかな、という印象。

 振動数が異なるので当然かもしれないが、歯のツルツルとした仕上がりは上位モデルの方がやや上。ソニッケアーなどを使用している人には少し物足りないかもしれない。

 一方で、電動歯ブラシ初心者や、あまり磨きすぎたくないという方にはおすすめだ。

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