VRデバイス大手のValve、メタバースよりも「Steam Deck」に注力か
2028年まで年平均成長率43.3%
メタバースに関しては、多数の調査会社がその成長を予測している。そうした会社のひとつであるEmergen Researchが11月に発表したレポートによると、世界のメタバース市場規模は2020年時点(もっとも同年まではVR市場と呼ばれていたが)で476.9億ドル(約5兆4,000億円)になっており、2028年までに年平均成長率43.3%で成長すると予想されている。
上記レポートは、2020年に世界を襲ったコロナ禍がメタバースへの関心を高めるのに大きく貢献したことを指摘している。コロナ禍によりソーシャルディスタンスが余儀なくされた結果、リモートワークやオンライン授業の文化が定着した。こうした文化の延長線上にメタバースの世界は広がっているのだ。
メタバース市場の成長に伴い、メタバースに対応したアプリが開発されるとみられる。そうしたアプリにはショッピング、SNS、ミーティング、さらには航空機整備などが考えられ、なかでもメタバース対応ゲームは、もっとも成長が見込まれるセグメントである。
以上のようにメタバース市場に大きな期待が寄せられるなか、ValveがSteam deckに注力すると見られるのは、同社が自社開発したポータブルゲーミングPCに並々ならぬ自信と期待を抱いているからではないだろうか。
(トップ画像出典:Steam Deck公式サイトより画像を抜粋)
(Source)
https://www.steamdeck.com/ja/
https://www.digitaltrends.com/computing/valve-may-give-up-on-vr-to-focus-on-steam-deck/
https://www.youtube.com/watch?v=-rhLPB0UuyI
https://about.fb.com/ja/news/2021/10/facebok-company-is-now-meta/
https://blog.unity.com/news/welcome-weta-digital
https://www.emergenresearch.com/industry-report/metaverse-market