iPhone13の進化したカメラが 「日常的な撮影」に適している理由
毎年秋頃に新作のiPhoneが販売され、2021年は9月24日に新型のiPhone13シリーズの販売が開始した。ラインナップは通常モデルが「iPhone 13/iPhone 13 mini」、Proモデルは「iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max」の4種類。iPhone12と比較して、ノッチのサイズが20%縮小。表示領域が広くなった。さらに、長時間のバッテリー駆動が実現された。
さまざまな機能面でアップデートがされたが、今回はカメラや映像の新機能に注目したい。カメラは望遠、広角、超広角のトリプルカメラシステムだが、iPhone 13シリーズの4モデルとも、新機能として、「フォトグラフスタイル」と「シネマティックモード」が搭載。筆者自身もiPhone7からiPhone13に買い替え、新機能を試してみた。進化したカメラの性能は、日常生活においてどんな撮影に向いているのか、機能の活用法も含め解説したい。
フォトグラフスタイルとは?
フォトグラフスタイルとは、自分の好みの画質に調整して写真やビデオの撮影ができる機能だ。従来のiPhoneも「フィルター機能」は存在したが、色味があらかじめ決められたフィルターしか選択できなかった。一方フォトグラフスタイルは、好きなトーンと暖かみを調整して適用でき、一度設定すればどんなシーンでも自分の撮影スタイルに合わせた写真を撮影できる。
設定の仕方と、実際にスタイル選択について紹介する。
カメラを起動し、「^」をクリック。
正方形が重なっているようなボタンをクリック。
ここでスワイプし、カメラのスタイルを選択する。
「リッチなコントラスト」「鮮やか」「冷たい」「暖かい」のスタイルから選べる。
「冷たい」は、ブルーの淡い色で、冷たいクールな印象に。
「暖かい」は、ゴールドな淡い色で暖かな印象に。
「暖かみ」MAXの100にしてみると、さらにオレンジの色味が強い写真になった。
間接照明のような暖かさを演出したい時は「暖かい」モードがおすすめ。
「鮮やか」は明るくはっきりした色で、鮮やかな印象に。空の撮影など、自然を撮りたい時はこちらのスタイルがおすすめ。
一度覚え込ませれば、次回のカメラ起動時にも設定が保持されるので非常に便利だ。撮影前から自分好みの色味を設定しておくことで、より理想の写真を撮影できる。写真編集の手間を省くことができて時短にもなる。