60台限定、世界初の水陸両用“高級ホバークラフト”「Arosa」が登場

　世界初の“高級スポーツホバークラフト”とされる水陸両用車「Arosa」が発表された。ホーバークラフトは、高圧の空気を噴射して水面や地面からわずかに浮上しながら進む乗り物のこと。

　この未来的な車を発表した米国のVon Mercier社は、2014年にそのコンセプトを公開していたが、その後約7年の時を経て「Arosa」の名で市場にお披露目することとなった。同社は、「最先端のホバークラフトと、ぜいたくで高性能なハイブリッド電気自動車のテクノロジーを融合させた」としている。

　カーボンファイバーと合金でできた「Arosa」は、波打った形が珍しいフロントエンドとエアインテークを備えたデザインで、“未来的でありながらクラシック”と表現されている。2人用のシートは、それぞれ前後に配置されている。

　空気によって浮上しながら走行することから、草や砂利、滑走路、砂、水など、さまざまなコンディションの場所をシームレスに移動できるようだ。ただしホバークラフトは通常、ボートとして分類されることが多く、公道での走行は許可されていないため、運転できる場所は限られてくるだろう。

　詳細なスペックはまだ公表されていないものの、最高速度は128kmで、時速64kmで走行した場合の航続距離193kmとのこと。販売価格は75,000ドル（約825万円）で、60台限定で生産する計画のようだ。

（画像＝Von Mercierより）

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター（自称）。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://www.vonmercier.co/
https://robbreport.com/motors/marine/vonmercier-arosa-worlds-first-luxury-hovercraft/
https://www.autoevolution.com/news/vonmercier-arosa-aims-to-be-the-worlds-first-luxury-sports-hovercraft-168379.html