レコードプレーヤーなのにスマホから音楽が流せる? オンキヨー『OCP-01』がレコード初心者に最適な理由

 近年、音楽リスニング体験がCD、ダウンロードからストリーミングに移行する一方でオールドスクールなアナログレコードの人気が復活していることは今ではよく聞く話だ。

 実際に最近のアナログレコード市場の様子をデータを見てみよう。RIAA/アメリカレコード協会によると、アメリカのアナログレコード市場は2018年から20年にかけて3年連続で成長。コロナ禍により多くのエンタメコンテンツが苦境に立たされた2020年においても、MRCデータによれば、アメリカでリリースされた全アルバムのうち、アナログレコード(LP盤)は、そのうちの27%を占めており、売上枚数は2754万枚を記録。これは「MRCデータ」が、1991年に市場の電子追跡調査を開始して以来、アメリカのアナログレコード・アルバムの年間売上枚数の最高記録だという。

 一方、日本においても日本レコード協会によると、2020年度の国内アナログレコード市場は21億2000万円、販売枚数は109万枚となり、3年連続で20億円以上の規模を維持。特に邦楽レコードは、数量が前年比116%、金額は前年比121%と伸長している。

 このように右肩上がりで成長するアナログレコード市場の活況に合わせるように、今ではレジェンド級の大御所アーティストだけでなく、現行シーンの人気アーティストがストリーミングだけでなく、アナログレコードで作品を発表することも決して少なくない。

 例えば、Taylor Swiftは、昨年末に最新アルバム『Evermore』をデジタルリリース(ダウンロードとストリーミング)したが、今年5月末にリリースした同アルバムのアナログ盤はすでに多くのファンがデジタル盤で聴いているにも関わらず、発売後わずか3日間で4万枚以上を売り上げたことが報告されている。このことからアナログレコードは、若い音楽リスナーにとって、音楽を記録する媒体としてだけではなく、好きなアーティストに関連したコレクタブルなファンアイテムとして機能していることがうかがえる。

 とはいえ、アナログレコードの本質はやはり音楽を聴いて楽しむことにある。その魅力はといえば、やはり多くの人が挙げるのはデジタル音源にはない独特のローファイな音質だろう。

 アナログレコードの魅力を存分に楽しむ方法には、スピーカーやアンプなど周辺機器を揃え、リスニング環境を整えるといったことが考えられるが、まず何より必要なのはアナログレコードを再生するためのレコードプレーヤーを手に入れることだ。しかし、最近、アナログレコードに興味を持ち出したばかりの初心者にとって、どのレコードプレーヤーを選ぶかはなかなか難しい問題だろう。

 そんな人にうってつけのレコードプレーヤーが、オールインワンレコードプレーヤー『OCP-01』だ。

 OCP-01は、音響機器メーカー・オンキヨーのクラウドファンディングにて、支援者2,500人、支援額2,400万円を達成した新たなシリーズ「Onkyo Classic Series」の第1弾製品。7月7日に一般発売となる。

 オンキヨーのクラッシクロゴを使用したこのシリーズは、オーディオの枠を超え、ファッションも含めた音楽ライフスタイルや楽しみ方を提案して行くことを事業目標としたものだ。

 手軽にアナログレコードプレーヤーを楽しめるだけでなく、Bluetoothレシーバー機能を搭載するなどモダンな機能を併せ持つ、現在のライフスタイルに適したモデルになっている。

 特徴のひとつとしてまず挙げることができるのは、インテリアに自然に溶け込むトランク型のデザインだ。レザー風仕上げのボックスに金属の留め具を施したシンプルでレトロなデザインは、レトロ感のあるソニックブルーとシックなシェルピンク、部屋のインテリアと馴染みの良いヴィンテージホワイトとミスティックブラックの4色展開。

 使用しない場合はトランクのように立てて収納することも可能かつ、取手も付いているので移動も簡単だ。しかもトランクを開けるとクラシックなオンキヨーロゴが目を引くので、カラーリング含めて、レトロでポップなデザインは自宅のベッドルームを彩るピースのひとつになるはず。

 例えば、最近人気のシティポップなど80sミュージックの独特なジャケットデザインのアナログレコードと並べて置くと、ベッドルームが一気にその当時を思わせる都会感に包まれるので試してみてほしい。

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