中国における5G技術の劇的な進化と、その影にある問題点
さらに最近では、Googleがカリフォルニア大学バークレー校との共同研究を通して、アルゴリズム訓練時のCO2排出量はそのアルゴリズムの設計方法や、訓練時に使用するコンピュータハードウェアの種類、訓練が行われる場所での発電方式に左右されることを発表。例えば年間平均気温が低いエリアにデータセンターを擁している場合、サーバーの冷却に負担ががかからず、エネルギー消費を抑制可能であるとも結論づけている。
とにかくこれから先、AI社会へと本格移行するなかで、環境保全を勘案のうえでデータセンターをどの場所にどのように設置すればよいかなどを考えながら開発を進めていくのが、企業にとって、世界にとって賢明な手段であるのかもしれない。
(画像=Unsplashより)
■大澤法子
翻訳者、ライター。AI、eスポーツ、シビックテックを中心に動向を追っている。
〈Source〉
https://www.greenpeace.org/eastasia/press/6608/electricity-consumption-from-chinas-digital-sector-on-track-to-increase/
https://www.euronews.com/next/2021/05/28/superfast-but-not-so-clean-china-s-5g-network-is-causing-its-carbon-emissions-to-soar