パパラピーズと考える、20代と10代で変容した“トレンド”のあり方 「SNSの発達で勇気づけられてると思う」
ティーンのイマを届けるバラエティ番組『イマっぽTV』(ABEMA)が、MCにパパラビーズを迎えて『パパラピーズのイマっぽTV』となって復活。5月18日23時より、初回オンエアがスタートする。
番組にはティーンを代表して“イマッぽガールズ”をはじめ、注目芸人の土佐兄弟、さらにABEMAで放送された『オオカミくんには騙されない』『恋する週末♥ホームステイ』など、人気恋愛番組の出身者も続々と出演。
そんなみんなの「見たい」を詰め込んだ新番組の初回収録直後、興奮冷めやらぬうちにパパラビーズがインタビューに応じてくれた。レギュラー番組のMCという新たなチャレンジへの思い、そして2人の口から新たな番組コーナーの企画も飛び出した。
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初回から見逃せない! じんじんの”スベりっぷり“にも注目?
――初回収録お疲れさまでした。番組MCに挑戦してみた感想を聞かせてください。
タナカガ:めっちゃ楽しかったです。ただ難しかった面もありましたね。初めて自分で全部回さないといけないので、どうしようかなと。台本もあるんですけど、基本的には自由なトークになっていて。じんじんは、いつもどおり自然にやってましたけど。
じんじん:僕は、台本とかあると逆にボロが出ちゃうので、最初から準備せずに挑みました(笑)。ただ、初回から結構ムチャブリがあって! めちゃくちゃ、どスベリましたね。イマっぽガールズとか、タナカガのリアクションがあってやっと回収される感じだけど、それがなかったらと思うとちょっと恐ろしい展開でした。
――どスベリ! そのときタナカガさんはどんな気持ちで見つめていらっしゃったんですか?
タナカガ:いや、いつも通りやでって感じで。
じんじん:え!? いつも通り? それやばいやん、もう。
タナカガ:むしろ、いつもの中途半端なスベリというよりは、めちゃめちゃしっかりスベってたから。逆におもろかったです。
じんじん:できれば、見て見ぬふりしていただきたいですけど、まあまあでも逆によかったということなので。はい、よろしいのではなかったかと(笑)。
――しっかり攻めの姿勢で臨めたということですね(笑)。いつもとは異なる環境に来て、お互いに「さすがだな」と思ったところとかありましたか?
タナカガ:スベリまくってたとこ以外ですか?
じんじん:絶対ないやん、この人! 僕のさすがやなって思うところ~。
タナカガ:あれですね。イマっぽガールズと、すぐに打ち解けていたところですね。カメラが回っていないところでも声をかけていて、全体の緊張を解いていた感じがあったのは、さすがだなと思いました。
じんじん:本当に素で楽しかったから!
――じんじんさんから見て、タナカガさんのさすがだなと思ったろところは。
じんじん:いや、それはもうMCができるのは、ほんまさすがやなって思いました。そこは、お任せします、って感じでした。
――YouTube動画でも進行する場面がありますが、その感覚とはまた違いますか?
タナカガ:全然違いますね。YouTubeの場合は、仮に変な間とかができちゃっても、自分らで編集していい感じにとかできるんですけど。こういう番組の収録は、そういうフォローが自分でできないので。間とか作らないようにしなきゃって思いました。なので、最初は真面目な感じになっちゃいそうだったんですけど、みなさん始まったら積極的に話してくれたので、リラックスして楽しめましたね。どこを使われているのかも個人的には楽しみです。
――最新のデートスポットを巡る街ブラや、美容方法などを紹介する女子会トークなど、様々なコーナーがありますね。収録してみて、特に注目してほしいコーナーはありましたか?
タナカガ:イマっぽガールズ3人の、『イマっぽガールズコレクション』という自己紹介コーナーが、「え、こんな子だったの?」という驚きがあって、面白かったです。見た目からは想像できない個性があって。これから一緒にやっていくので視聴者のみなさんにもぜひ知ってもらえたら嬉しいですね。
じんじん:ほんまに「はじめまして」のときは、イマどきの女のコ3人組って感じで、正直見分けがあんまりつかないところがあったんですよ。でも、このコーナーが終わったら「もう個性しかないやん!」っていうぐらい、それぞれのキャラクターがインプットされました。あ、でもこのコーナーは初回だけなんですよね。
タナカガ:そうなんです。今回だけ。だから、ぜひ初回からチェックしてもらいたいですね。
ティーン以外の世代も、トレンドを学べる場に
――番組では土佐兄弟さんとの絡みもありましたが、芸人さんとのお仕事で感じることはありますか?
タナカガ:他の芸人さんと共演させてもらったときにも感じたんですが、一緒にいるとめちゃめちゃその場がやりやすくなるんですよ。芸人さんの作っていただいた空気に入っていけるというか。多分、お互いがお互いの役割をちゃんと果たしていて、頭の回転がめちゃめちゃ早いからだと思うんですね。なので、最近はテレビとか見ながら、そこに自分がいるような気持ちで、次に誰が何を言うかを予想するようにしていますね。「え、こう言うの?」みたいなリアクションとかがあると面白いです。
――では、今回の番組MCというチャンスは、満を持してという感じですか?
タナカガ:いや、全然。ラジオでは二人でパーソナリティーをしていますが、映像は初めてなので。お話をいただいたときには、普通にびっくりしました。「私らでいいの?」と。
じんじん:いつもテレビに出演させてもらうときは、MCの方がいらっしゃった上で、ゲストとして参加していたので。僕は「他の出演者の方もいる番組を2人で回すの? え?」って、正直不安のほうが大きかったかも知れない。
タナカガ:でも、じんじんは私のなかで、MCというよりも“4人目のイマっぽガールズ”やと思ってますけどね。
じんじん:!!!
タナカガ:今日も、途中からじんじんのところに質問が出てるカンペとか、私が読むようにして。頑張って何かをしようとするよりも、ほんまに楽しんでいるほうが活き活きされる方なので。
じんじん:僕はそういうつもりではなかったんですけど……。次からは、そうしていこう。「イマっぽガールズのじんじんです!」って。
タナカガ:ファッションも合わせていったらええやん。タイトスカートとか履いて。前髪も巻いて。
じんじん:チーク濃いめでな……ってなんでやねん! そんなん絶対出オチやわ!
――(笑)。おふたりがティーンのころと今のティーンの印象に、ギャップありますか?
じんじん:番組を始める上で、「気になっている場所やチェックしたいものはありますか?」というアンケートみたいなものがあったんですけど、全然出てこなくて。「あ、やばい」と思いました。一応、YouTuberという流行りものの一つではあるけれど、トレンドを全然知らないなと。本当いろんなことを知ってるよね。今の子たちは。
タナカガ:たしかに。今回紹介したところも、「え、それ10代には早くない?」っていう整骨院みたいなところもありましたからね。やっぱりSNSが大きいのかも。
じんじん:僕がティーンのころはYouTuberとかインスタグラマーとか、身近な有名人がいなかったから。一般人かテレビの中の芸能人か、みたいな。だから、その地域ごとの流行りものとかも、あまり混ざり合わなかったように思います。「学生のときそんなん流行ってたんや」みたいな話も、最近はあんまりないんじゃないですかね。みんなSNSで共通の身近な有名人たちを見ているから。
タナカガ:うん。だから、みんなめちゃめちゃオシャレよな。いろんなお手本がSNSにあるから、逆に自分の好きな服を着られるようになってる気がする。
じんじん:SNSの発達で勇気づけられてるんちゃうかな。こんなふうにしていいんだ、みたいな。僕たちがティーンのころやったら、浮いちゃうからできないかもって思っていたことが、できるようになってるのかも。
タナカガ:私めっちゃ浮いてたもん、地元で。高校生のとき20センチの厚底を履いてたんやけど、そんな人全然おらんかったから、珍しいもの扱いされてた。でも、イマのティーンの子らの年代やったら、そんなふうに物珍しい感じには見られないのかもなって。イマ、16歳くらいの感じで、もう1回生まれてみたい。そしたら、もっと派手な中学生とかできそう(笑)。
――おふたりは20代で、イマの10代とそこまで世代は変わらないと思っていたのですが、やっぱりジェネレーションギャップみたいなものはあるんですね。
タナカガ:ありますね。今回、番組で紹介したものも、私たち全然知らなかったんですよ。1個も知らないから「ホンマに流行ってるんか?」って思ったくらいなのに、イマっぽガールズの子たちは「これ知ってる!」みたいなに言ってたので。「ほんまに流行ってんや!」と。
じんじん:本当に学ぶことが多かったです。今日の収録。
タナカガ:世間的には、私らが発信する側くらいの年齢って思われがちですけど、イマっぽガールズからみたら、私らが学ばせてもらう側っていう。日頃、なかなか取り入れられないトレンドに触れられるという意味では、めちゃめちゃありがたい機会だと思いますね。
――日常で、流行り廃りが速すぎてついていけない、ということはありますか?
タナカガ:ありますよ。言葉とか食べ物とか。新しい言葉を知って「なんじゃそりゃ」と思っていたら、「え、もう言わなくなったの?」とか。
じんじん:メイクとかも、速いよな。チャイボーグとかも一時期、流行ったやんか。そういう意味でも、女のコのまわりは特にトレンドの流れが速いんじゃないかなって思いました。あ、でもタナカガはしやんもんな、流行りメイクとか。
タナカガ:うん。どっちかというともう自分の似合うメイクを自分で勝手にやってるぐらいのタイプなので。逆に、YouTubeの企画とかでやってみたいなと思いました。
――今回世代としては近いけどやっぱり世代間のギャップはある層と触れ合えるという自信がついたら逆のバージョンもできそうですよね。大人の方も。
タナカガ:そうですね。この番組を間にして、大人とティーンが楽しく話せる場にもなるといいなと思います。