オークションで3800万円叩き出した“任天堂プレイステーション”、自作する男が現れる

90年代の夢が、ついに現実に!

 “任天堂プレイステーション”は、Mega CDやTurboDuo等のCDベースのシステムへの対抗策としてソニーと任天堂がコラボしたものだが、結実はしなかった。その代わりに、任天堂はフィリップスと組んだが、Philips CD-iでいくつかのゲームをリリースしただけだった。

 そして2015年に当時の試作機が発見され、2020年にオークションが行われ、Nintendo PlayStationは36万ドル(約3800万円)で落札された(参考:https://www.theverge.com/2020/3/8/21170206/rare-nintendo-play-station-console-auction-sony)。

 ちなみに落札したのは、Pets.comとToys.comの創設者Greg McLemore氏。200台あったプロトタイプのうち199台は、このプロジェクトが頓挫したことで破壊されたとされている。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

関連記事