『さよならプロポーズ』シーズン2・最終話ーー結婚と俳優の夢を「ずっと悩んでる」彼氏の決断は?

 番組の終わりには、メキシコから帰国後の二組の様子が映し出された。リュウイチとユカリは、ワンルームから1LDKの部屋に引越し、支えあいながら暮らしていた。新型コロナウイルスの影響で結婚式も家族への挨拶も難しい状態にあるが、将来について話す機会が増えたようで、穏やかな雰囲気に満ちていた。

 一方、ユウとミドリも結婚に向けて順調な様子だった。二人はビデオ通話でミドリの父に結婚報告をする。ミドリの父に緊張するユウをからかうように笑うミドリはとても幸せそうだった。ユウは自分の頼りない部分に対して、相変わらずミドリから突っ込まれているようだったが、二人のやりとりに将来への不安はあまり感じられない。

 本作は「結婚するか」「別れるか」を決断しなければならない、残酷な一面をもつ結婚リアリティーショーだ。けれど、旅を終えた二組のカップルの明るい表情が、愛に溢れた結末を実感させてくれた。結婚はゴールではないが、人生において大きな節目にはなる。彼らの7日間は、視聴者が大切な人とともに人生を歩むことについて考えるきっかけになったのではないだろうか。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■番組情報
『さよならプロポーズ シーズン2』
毎週土曜よる10時~ABEMAにて放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
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(c)ABEMA

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