iPhone 12(6.1インチ)はトリプルカメラ&ミリ波非対応? 折りたたみiPhoneは当分先か

フォルダブルiPhoneのカギはミニLED?

 iPhone 12シリーズに加えて、今後のAppleの長期的プランも明らかになった。Apple専門ニュースメディア『MacRumors』は7日、ミニLED製品に関するAppleの製造計画を報じた。この計画のソースは、Apple製品に関する世界的に著名なアナリストであるMing-Chi Kuo氏である。

 Kuo氏によると、Appleは今後ミニLEDを採用した製品をリリースする予定があり、2020年第3四半期から2021年第1四半期のあいだのどこかの製造が始まる、とのこと。さらに、最初にミニLEDが採用されるのは新型MacBook Proになるようだ。

 ミニLEDとは、iPhone 11 Proに採用されているOLEDディスプレイよりさらに高品質なディスプレイを可能にする技術である。ミニLEDを採用すると、ディスプレイをさらに薄くすることができ、曲げることも可能となる。ミニLEDは、現状では特許の存在のみ確認されているフォルダブルiPhoneの素材として最適なのだ。

 もっとも、Kuo氏のレポートにはミニLEDを採用したiPhoneに関する言及はない。しかしながら、ミニLEDを採用したApple製品の出荷は2021年には300%、2022年には225%増加すると予想されている。この出荷数の増加のなかには、ミニLEDを採用したiPhoneも含まれているかも知れない。

 以上のようにiPhone 12シリーズの予想仕様は固まりつつあると同時に、未来のiPhoneの仕様も垣間見えているのだ。そして、Appleのブランド力は新型コロナウイルスによって傷つけられることはないと思われるので、iPhone 12以降のiPhoneにも着実な進化が期待できるのではないだろうか。

トップ画像出典:Pigtou「EXCLUSIVE: Leaked Apple iPhone 12 6.1 inch renders show dimensions, cameras and more」より画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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