配慮が行き届いた動画制作の本音をチラリ

　保護者が子どものYouTubeの視聴に対し懸念することといえば、悪い言葉遣いや、過激な行動を推奨してしまいかねないことだ。シルクロードはこのことに対し、「子どもが安心して見られる動画ならば、大人も楽しめるだろう」と語った。若い視聴者への行き届いた配慮が、結果として幅広い年齢層のファンを獲得することにつながっているようだ。

　手軽に人気を得たいがため過激な動画へ走りがちになる気持ちに自制をかけ、踏みとどまることで“長距離走”ができる。そのことに気がついた彼らが配信する動画は、わかりやすく、こりすぎないことがモットー。そしてやはり、自分たちがおもしろいこと、好きなことを発信し続けることが重要なようだ。

　毎日新しいことを考え配信し続けていく日々。当たり前に行なっているが、ある日突然止まってしまう日が来ることを「怖い」と語るシルクロード。だが、YouTuberの将来性を明るく捉え、「まだいける！」と確信している言葉からは、力強さを感じる。フィッシャーズはまだまだ、私たちをワクワクさせてくれそうだ。

■櫻宮ヨウ
趣味は連ドラ鑑賞と演劇鑑賞。加えて男女問わずの俳優好きフリーライター。 新しいもの・楽しいものを求めて日課のSNSチェックが欠かせない。 ライター歴4年目の"なにわのパワフルおかん"。Twitter