被災地支援に新型コロナ対策……YouTuberが果たそうとしている“社会的役割”
東日本大震災から9年。3月11日、Yahoo! JAPAN上で東日本大震災復興支援を呼びかける特設サイト「3.11企画 いま、わたしができること。」が設けられた。
これは、Yahoo! JAPANで「3.11」と検索することで、一人につき10円が復興支援のため寄付される取り組み。これに合わせてTwitter上で、インターネット上で大きな影響力を持つ人気YouTuberたちが拡散することが恒例となっている。
YouTuberの代名詞的存在・ヒカキンも支援を呼び掛けたうちの一人。ヒカキンはTwitterで、「今コロナで大変な時ですが、本日で東日本大震災から9年です。今年もヤフーで「3.11」と検索すると10円が復興支援のために寄付されますので検索を!」と発信していた。9年前の悲劇を風化させないためにも、当時の生々しい記憶がない若年層のファンを多く抱えるトップYouTuberの呼びかけが、大きな意味を持つのは間違いないだろう。
また、ヒカキンもつぶやいている通り、今は新型コロナウイルスの話題で持ちきりの状況。そのため、YouTuberたちも積極的に、この社会問題に対して意味のある動画を投稿しようと動き出している。
たとえば、2組YouTuberの水溜りボンドは3月7日に、「どのマスクがウイルスを貫通させないか電子顕微鏡で検証してみた」という検証動画を投稿。
動画では、大学の研究室を貸し切って、防塵マスク、蒸気うるおいマスク、綿のマスク、ポリウレタン素材のマスクといった市販品から、SNSで話題の「フルーツマスク」や「ハンカチマスク」「ティッシュマスク」「業務用キッチンペーパーマスク」といった代替え品まで、様々なタイプのマスクの繊維を電子顕微鏡で可視化していた。
これを見た視聴者からは「無料でこんなに今必要な情報を色々教えてくれてありがたい…」「専門家ぶった大人どもが口論してるだけの番組なんかより100億倍役に立ちます。」「これぞ水溜りボンドだと思った。気になるけど自分ではやらない、やれないことをやってくれる」など称賛のコメントが多数寄せられている。