iPhone SE2、新型iPad Pro、ワイヤレス充電マットが2020年前半に一挙発売? 21年にはiPhone SE2 Plus登場との情報も

 最近のApple製品の話題と言えばiPhone SE後継モデルであるが、この製品以外で2020年前半にリリースされるであろう製品の内容が報じられた。さらに2021年には、早くもあの機種の後継モデルがリリースされるという予想もある。

AirPowerが復活?

 Apple製品専門ニュースメディア『MacRumors』は29日、Apple製品に関する世界的に著名なアナリストであるMing-Chi Kuo氏の最新予想を報じた記事を公開した。今回同氏が予想したのは、2020年前半にリリースが予想されるApple製品である。その予想を要約すると、以下の通りになる。

・iPhone SE後継モデル:正式名称はiPhone SE2あるいはiPhone 9になると言われている。この機種についての最新動向は、既報の通り。

・新型iPad Pro:ToFセンサーをサポートするトリプルレンズリアカメラを実装。被写体の立体的な位置情報を取得できるToFセンサーの実装によって、AR機能が強化される。早ければ3月にもリリースされる。

・新型MacBook ProあるいはAir:MacBook ProとMacBook Airの両方、もしくはいずれかの新型モデルをリリース。シザ―スイッチキーボードが実装されるとも噂されている。

・AirTags:既存のBluetoothあるいはWi-Fiより高精度に位置を特定できる機能とその機能に使われるタグのリリース(トップ画像参照)。この機能については、昨年9月にMacRumorsがiOS13のソースコードから開発している痕跡を発見したと報じた記事を公開していた。

・ハイエンドヘッドフォン:Bluetoothをサポートする。詳細は不明。

・ワイヤレス充電マット:かつて開発が進められキャンセルされたAirPowerライクな充電器。 

 AirPowerはiPhone、iPad、AppleWatch等をマットの上に置くだけで充電できるデバイスとして開発されていたものの、諸事情により中止となっていた。その理由についてはForbes JAPANの2019年4月に公開された記事が報じており、AppleWatchの充電規格がほかのデバイスと異なっていたことと、充電器が発熱してしまうという2つの理由を指摘している。

 Kuo氏は新型コロナウイルスの流行が及ぼす影響にもふれており、最悪の場合、今年後半のApple製品のリリースに遅延が生じるかも知れない、と懸念を表明している。

iPhone SE2 PlusはTouch IDとLCDを採用

 Kuo氏は2021年のApple製品に関する予想も発表しており、その内容は29日付のMacRumorsの記事が報じている。2021年にリリースが予想されるApple製品のひとつには廉価版iPhoneの最新モデルがあり、「iPhone SE2 Plus」という仮称で呼ばれている。このモデルは廉価版というだけあってディスプレイにはLCDが採用され、Touch IDが実装される。つまり、iPhone Xシリーズのモデルに見られるようなOLEDディスプレイやFace IDは使われない、ということなのだ。

 iPhone SE2 PlusはTouch IDを実装することにより、iPhone XシリーズよりはiPhone 8に使いモデルになると予想される。しかし、デザインが一新されUXが向上する、とKuo氏は述べている。こうした指摘からiPhone 8にも似ていないモデルになる可能性がある。

 画面サイズについては、5.5インチから6.1インチのあいだと予想されている。この予想にもとづけば、iPhone SE2 PlusはiPhone 8 PlusからiPhone 11のあいだのモデルに近い外見になるかも知れない。

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