東宝×ALPHABOATの”原石”発掘企画、「新宿」テーマの第4弾入賞作決定

東宝×ALPHABOATの”原石”発掘企画、「新宿」テーマの第4弾入賞作決定

 東宝株式会社とALPHABOAT合同会社による、クリエイター発掘オーディション・プロジェクト『GEMSTONE』の第4弾として、「新宿」をテーマにショートアニメーションを募集した「新宿アニメクリエイターオーディション」の入賞作品が決定した。

 アニメーター、イラストレーター、作曲家、シンガー、役者、タレントなど様々なクリエイターの原石(=GEMSTONE)を発掘し、東宝とALPHABOATがさらなる活躍の場を提供する『GEMSTONE』。第1弾は「ゴジラ」をテーマにした映像・イラスト作品、第2弾は「With Japan!」というテーマのオリジナルキャラクター、第3弾は西尾維新の小説『ヴェールドマン仮説』のプロモーション映像を募集するオーディションを開催している。第4弾となる今回は、東宝株式会社、AlphaBoat合同会社、株式会社丸井グループの3社で行われた。

 審査員は、『劇場版名探偵コナン』シリーズや『シドニアの騎士』、アニメ映画『GODZILLA』三部作を手掛けた静野孔文監督と、『三者三葉』や『ジョジョの奇妙な冒険 黄金あの風』を手掛けた木村泰大監督。最終審査には、加えて東宝アニメプロデューサーも参加した。入賞者には特典として総額200万円の賞金と、東宝株式会社・AlphaBoat合同会社との新規企画開発の権利が与えられる。

 最終審査の結果、以下の3つの作品が入賞となった。

大賞作品(賞金100万円)


作品名:kaijushojo
作者:谷 耀介
新宿に住む、鬼。ある少女は鬼との戦いに挑む。

【審査員講評】
静野孔文:圧倒的な映像力、そのポイントに尽きます。新宿育ちの私としては、もっとテーマをしっかり入れ込んで欲しかった…という気持ちもありますが、短い制作期間で作り上げたことを考慮すると、素晴らしい!の一言に尽きます。一人で作り上げているのだとしたら末恐ろしいですね。圧倒的な映像のクオリティ、そこにみなさんの評価が集まったんだと思います。
木村泰大:応募作品の中でもトップレベルのクオリティであり、そして世界観の切り口の面白さで選ばさせて頂きました。キャラクターのアニメーションも見ていて非常に楽しく、完成度と満足度が高い映像作品だと思いました。

準大賞作品(賞金70万円)


作品名:ドラマティック
作者:作田綾乃
新宿で一人歌うストリートミュージシャン。彼女の声は誰かに届くのか…

【審査員講評】
静野孔文:一人で作っている作品ではありませんが、パッケージとして非常に上手く纒まっていると思いました。自分としては、作田さんの作品が一番優れていると感じています。映像クオリティ的には、まだまだ改良し学ぶべきポイントが多々ありますが、歌を主軸とし、ドラマもしっかりできている。ベタな展開ではあるが、エンディングまで上手く纏めていると感心させられました。
木村泰大:19歳の若さでオリジナルの楽曲を軸に一つの作品をまとめ上げたという部分が評価ポイントです。新宿をロケーションとして使った作品が多い中で、上京してきたミュージシャンを題材にしていて人間のドラマを感じることができ、5分という尺も決して長く感じずスッと見ることができました。

優秀賞作品(賞金30万円)


作品名:tellphone
作者:亀井樹
なくしたスマホの行方は?「物語の終わりは始まり」

【審査員講評】
静野孔文:優れた映像表現に好感を持ちましたが、シナリオの構成で損をしています。キャラクターが出揃い、これから面白い展開が始まるのかと思いきや、お兄ちゃんが頬を赤らめて終わり…これだとオチとしては弱い。途中のタルい展開は捨て、オチをもっと強烈なものにしていれば、グランプリになってもおかしくないくらい、素晴らしい作品だったと思います。
木村泰大:個人的にコンセプトが一番好きな作品です。無くしたスマホを位置情報で探すというネタが現代っぽくて面白いなと思いました。ただ惜しいところは、ラストの店員さんに出会って終わってしまったところ。出会ってからのドラマも見たかったです。せっかく位置情報という武器があるので新宿のロケーションをからめてドラマを展開させていけばもっと面白くなったのではと思います。

全体を通した審査員講評

静野孔文:応募が始まってから非常に短い期間で作り上げたと聞いていたので、クオリティの高さにビックリしました。
木村泰大:非常に若い世代の人たちの作品をみることができてとても新鮮で楽しかったです。
東宝プロデューサー・山中一孝:短期間の中で制作していただいた作品群は素晴らしいと思いました。一方でオーディションを通して新宿というテーマを入れ込もうとすると一気にドラマが弱くなってくるのは全体的に感じました。“新宿”という都市とドラマを絡めるときに、“地方から見た大都市”というイメージから抜け出せなかった部分、例えば新宿には下町の一面があったりとか、いろいろな人種の人が行きかう町であるとか、今の新宿を切り取ったエッセンスが少しでも入るとドラマが濃くなる可能性もあったのではと感じました。


■オーディション概要
タイトル:GEMSTONE クリエイターズオーディション
第4回テーマ:「新宿アニメクリエイターオーディション」(「新宿」をテーマとした短編アニメーションを募集)
応募期間:8月21日~10月31日
応募作品:11月以降順次「GEMSTONE」公式YouTubeチャンネルで発表
1次審査通過作品:https://www.youtube.com/playlist?list=PL_oQ6ZtAc6HnbNFWvcxt4hnPRR4rsW2ky
受賞者への賞品:
・賞金(総額200万円)
・新宿マルイ3館のサイネージなど、様々な場所での作品掲出(予定)
・東宝プロデューサーとの企画開発
・ALPHABOATマネジメント機会の提供
審査員:静野孔文、木村泰大

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