『機動戦士ガンダム』ザクをプログラミングできるロボット教材、海外でも高評価

初のガンダムキャラクターSTEMロボット

 『Ubergizmo』は、人気キャラクターが教材になっている点に注目(参考:https://www.ubergizmo.com/2019/10/bandai-programmable-gundam-robot-for-stem-education/)。

 コンピュータープログラミングは、一部の人にとっては非常に楽しいが、人によっては退屈でどうしようもないもの。重要なことは、自発的に触れる機会を持つことだ。

 生徒が有名なアニメキャラクターをカスタマイズしてプログラムできるようにすることは、バンダイのこのプロジェクトへの疑いのない付加価値だ。STEMロボットは、数多くあるが、ガンダムキャラクターを制御できるものはなかった。

ジオニックテクニックスはモジュール式ロボットであり、ユーザーは手足やその他のモジュールを変更してカスタマイズできる。それでも、プログラミングインターフェイスは比較的シンプルで、視覚的だ。ほとんどの場合、コードを書くことなく、比較的複雑なモーションとシナリオをつくることができるため、バンダイはコンテストや競技会の開催を検討している。

 ジオニックテクニックスの価格は、税込98,890円。オプションの「ハンガーデッキ&フィギュアセット」は、税込16,280円となっている。決して安い買い物ではないが、これで子供が前向きに勉強に打ち込んでくれることを考えれば、価値ある投資なのかもしれない。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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