テスラ、YouTubeやNetflixなどの車内ビデオストリーミングを近日提供開始?
ドライブインシアターがグレードアップして復刻?
このように、走行中のコンテンツ視聴については不透明だが、イーロン・マスクは、テスラの車内でビデオを視聴するのは「昔のドライブインシアターのようなものだが、より優れたサウンドで楽しむことができる」と自信を示している。
ドライブインシアターとは、1930年代ごろに車大国のアメリカで確立された映画の上映形態。駐車場の様な広いスペースに巨大なスクリーンを設置し、そこに客が車で来場して、車に乗ったまま映画を視聴というものだ。通常の映画館では実現できない、車内というプライベートな空間で映画を楽しむことができるこの手法は、世界中に広まった。
一方、音響に関しては、通常の屋内映画館は音がよく響くものの、ドライブインシアターは屋外で音が分散することが欠点となっていた。しかし、テスラであれば、車載オーディオシステムで車内に音がよくはね返り、映画館のような音響環境が実現できるという。
スマホでストリーミングを行うことはもはや当たり前になったが、車を携帯端末のようにして、ストリーミングができるようになるのは画期的だ。車がさながら“移動する映画館”のようになれば、車×映像ストリーミングの可能性はさらに広がることになるかもしれない。
(画像=photoB@PhotoAC)
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。