『SEKIRO』海外の反応は? 『DARK SOULS』シリーズより難しい、ゲーム機により画質異なるとの声も
PS4 ProとOne Xでは画質良好だが……
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を高く評価する海外ゲーム系メディアのレビュー記事がならぶなか、Forbesアメリカ版は23日に同ゲームに対応するゲーム機に着目した記事を公開した。同ゲームはPS4、PS4 Pro、XBox One X、XBox One S、そしてPCに対応している。Forbesの記事では、PCを除いた4つのゲーム機に関してゲーム品質を調査するチームDigital Foundryが調べた結果が引用されている。
同ゲームをそれぞれのゲーム機でプレイした場合、背景描写において視認可能な差異が生じる。具体的には、XBox One XとPS4 Proでは精細に背景が描写されるのに対して、PS4とXBox One Sでは背景の一部が黒くなってしまう(下の画像参照)。また、画面描画に関するパフォーマンスの指標のひとつであるfps(1秒間に画面を描画する回数)にも違いがある。XBox One XとPS4 Proでは30後半~40fpsのあいだで安定しているのに対して、PS4とXBox One Sでは30fpsを超えることはないうえに不安定なのだ。このように技術上の制限事項が認められるものも、同ゲームはこうした制限事項を補って余りあるゲームプレイを提供している、とForbesの記事は評している。
画像出典:US版Forbes「'Sekiro: Shadows Die Twice' Console Comparison: It's Good But Not All It Should Be」
以上をまとめると、フロム・ソフトウェアは『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』をリリースしたことによって、世界に通用するゲームスタジオであることを改めて証明した、と言えるのではないだろうか。
トップ画像出典:『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』公式サイトより画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi