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大人も子どもも“中二”になれる爽快アクション『デビル メイ クライ5』プレイレビュー

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 『モンスターハンター:ワールド』、『バイオハザードRE:2』と人気シリーズの続編・リメイク作を立て続けにヒットさせているCAPCOMが贈る”スタイリッシュアクション”は、誤魔化しのない王道のアクションゲームだった。

 この記事では3月8日にPS4、Xbox One、PCで発売された『デビル メイ クライ 5』のプレイレビューをお届けする。

1周では到底覚えきれないほど多彩なアクション

 『デビル メイ クライ 5』ではダンテ、ネロ、V(ブイ)という3人の主人公を操作[田中1] してゲームを進めていく。3人のプレイアブルキャラはほぼ完璧に差別化されており、それぞれが得意な戦い方を持っている。

 ダンテは『DMC3』以降お馴染みの4つの”スタイル”を使い分けて戦うアクションが特徴的。今作ではスタイルに加えて遠距離と近距離武器でそれぞれ4種類ずつの武器を切り替えながら戦えるのも相まって、とにかく”なんでもできる”キャラとなっている。逆に操作に慣れるまでは少々時間がかかるキャラではあるが、使いこなせた時の気持ちよさはひとしおだろう。

 失った悪魔の右腕を補う義手型の武器[田中2] “デビルブレイカー”を装着して戦うネロは、強力だが消費アイテムであるデビルブレイカーをいかに管理するかが重要だ。『DMC4』譲りのワイヤースナッチもコンボを繋げるのに便利なスキルで、初心者でも扱いやすいキャラクターとなっている。

 そして、全てが謎に包まれたキャラクターV(ブイ)は、黒豹のような”シャドウ“、猛禽類を思わせる”グリフォン”、巨大な”ナイトメア“という3体の魔獣を召喚して戦わせるというこれまでにない戦闘スタイルのキャラクターだ。自分が攻撃しない分『DMC』らしいアクションの爽快感こそ他の2キャラに一歩譲るが、補ってあまりある斬新なアクションが楽しめる。[田中3] シリーズに慣れ親しんできたプレイヤーにとっても新鮮なアクション体験となるだろう。

 本編ではこの3キャラをミッションに応じて交代させて操作する事になるため、シリーズ経験者でなければ1周目の段階では操作を完全には覚えられないはずだ。しかし、逆に言えばこれは本作が幾度もの周回プレイ・やりこみに耐えうる作品だということの証明だろう。4月1日に配信が予定されている追加ゲームモード“ブラッディパレス”もやり応えのある難易度となる事が予想され、本作はどこまでもしゃぶりつくせる作品だ。

過去作の欠点を補った完全形態の『DMC』

 『デビル メイ クライ』シリーズはアクションゲームの名作としてゲーム史に名を連ねる作品だが、それでもシリーズ過去作にはアクションの爽快感を削ぐいくつかのストレスに感じる[田中4] ポイントが存在した。

 プレイヤーをつまづかせる必然性を感じづらい謎解きや、ステージの往復によって生じる迷子は、少なくともアドベンチャーではなく”スタイリッシュアクション”を期待する筆者とっては邪魔だった。次にどこに行けばいいかわからず、右往左往したりした経験が『DMC』プレイヤーなら1度はあるのではないだろうか?

 しかし、そのような問題は『デビル メイ クライ5』では発生しない。今回の『DMC』はいい意味で”一本道”なのだ。

 面倒な謎解きやステージギミックは本作から取り除かれている。混乱するようなステージの往復もない。そして、スティック押しこみで行き先を表示する機能まで実装されたおかげで、ムービー後に向かうべき方向を見失うこともなくなった。

 『デビル メイ クライ5』のステージは純粋にアクションを楽しめるようデザインされている(もちろん、シークレットミッションやブルーオーブ探しの醍醐味は残されている。ご心配なく)。

交錯するストーリーが生む没入

 本作のストーリーは時系列順にまっすぐ進むわけではなく、回想や視点の変更を織り交ぜながらノンリニアに進んでいく。たとえば、ネロを操作するミッションの後に、「その頃ダンテはーー」といったナレーションが流れ、ダンテのミッションに移行するように。

 こういった視点の切り替えや回想の演出はともすればプレイヤーのストーリーへの没入を妨げてしまうが、本作においては成功している。

 ムービーの長さも適切で、かったるくて飛ばしてしまいたくなるほど長くなく、かつ迫力を十二分に感じられる尺でスタイリッシュな映像を体験できる。

      

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