バーチャルタレントの「動画に使える音源確保できない問題」解決へ? upd8とnana musicが提携を発表
株式会社nana musicが、Activ8株式会社との提携を発表。Activ8が手掛けるバーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」に参加するバーチャルタレントに対して、nana musicが運営する音楽コラボアプリ「nana」に投稿された音源の提供を、本日よりスタートした。
バーチャルタレントの課題「動画に使っていい音源」の確保にnanaが協力
nana music社は今回の発表について、「日本におけるYouTuber市場規模は2022年に579億円に達し、2017年の219億円の約2.6倍まで、今後も急激に拡大する」(CA Young Lab/デジタルインファクト調べ)というデータを用い、動画やライブを配信するバーチャルタレントにとって「動画に使っていい音源」を確保することは大きな課題とした。
そのうえで「新規参入を図るバーチャルタレントにとって、音源に関わる権利を理解することは困難であり、新規参入の障害、つまりは市場拡大の障害となっている」こと、課題解決のために音楽コラボアプリ「nana」に投稿された音源をバーチャルタレントに提供するという。
提携第1弾は人気バーチャルタレントが50組以上参加する「upd8」
バーチャルタレントへの音源提供の第1弾として、nana musicはupd8を運営するActiv8との提携を開始。upd8に参加するバーチャルタレントは、規定のリンクを設置するなど提携内容に沿った一定の条件を満たすことで、「nana」に投稿された音源を自由に自身の動画配信やライブに活用することが可能となる。
また、nana music社はActiv8との提携を皮切りに、今後もバーチャルタレント事務所との提携を推進していくことも明らかにした。