サッカー日本代表アジア杯イラン戦中継前に見たい 代表の裏側動画&戸田和幸氏の解説動画

 『AFC アジアカップ UAE 2019』の決勝トーナメントは準決勝に差し掛かり、日本代表は本日23時(日本時間)より、イラン代表と激突する。

 これに勝てば決勝という状況の日本代表。JFAのYouTubeチャンネル「Team Cam」では「メディカルスタッフ」や「エキップメントスタッフ」、「シェフ」など、代表を支える裏方の奮闘が伝えられているほか、試合を目前にした選手のインタビューなども見ることができる。ちなみに24日にはベトナム戦後の日本代表が、25日には武藤嘉紀、塩谷司、伊藤純也のインタビューに加えて練習の模様が、26日には冨安健洋、南野拓実、堂安律のインタビューと練習の模様に加え、決戦の地・アルアインへ降り立った日本代表たちの模様が公開されている。

 さらに、前回記事でも紹介したが、サッカー解説者・戸田和幸氏のYouTubeチャンネルは今回も見逃せない。前回は「守備のポイントとしてグエン・コン・フオンを中心として中央へボールが集まる試合になるかもしれない」ことや「ダイアゴナル(斜め)にボールを迎えに行く」ことが重要であることを語り、実際に日本代表は中央にボールを集める相手に合わせた結果、相手陣地でボールを刈り取られる場面が目立ってしまったり、堂安のPK獲得シーンもアタッキングサードでサイドから斜めに切り込んだ瞬間に生まれたものだった。

 今回の動画で戸田氏はベトナム戦を振り返りつつ、イラン代表を「中盤の構成力もありつつ攻撃力もあって、相手を見てボールを運ぶ場所を選べるチーム。ボールを保持するバリエーションが一番豊富なチームだし、チーム内でもそれを共有できているから失点も少ない。アジアにこういうチームが出てきてくれたのが喜ばしい」と称賛。決して一筋縄ではいかないチームであることを前置きしつつ「サルダル・アズムンは一枚で仕留められる選手。メフディ・タレミは出場停止ですが、アリレザ・ジャハンバフシュには要注意。最終ラインは揃ってるけど、失点シーンを見ていると鈍いといえなくもない場面もある」と、警戒すべき選手にFWのアズムン、MFのアリレザ・ジャハンバフシュを挙げたうえで「5バックが一番いい形なのではないか。相手が押し込んで来る可能性が高いし、ウイングが張り付きっぱなしになるだろうから、各ゾーンを埋めておいたほうがボールを奪ってすぐに攻撃へと繋げられるかもしれない」と、5バック方式を提案した。

 なお、戸田氏のチャンネルでは、試合当日キックオフの30分前から、Facebook非公開グループ上で「URA_KAISETSU」という詳細な裏解説の動画をリアルタイム配信予定。有料であるぶん、内容もさらに濃いものとなっているので、コアファンならこちらをベースに楽しむのもありだろう。

 8年ぶりの王座奪還に向けて乗り越えなければならない壁であるイラン戦。これまでと同じとはいかないアジア強豪国との対戦は、どのような結末を迎えるのか。これらの動画をチェックした上で、楽しみにキックオフを待ちたい。

(文=向原康太)

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