Technics新アナログタンテ『SL-1200MK7』の注目点は? デザイン・機能面から考察

 SL-1200MK7について、同シリーズのMK5を愛用しているという、都内を中心に活動中のDJチェリーピーナッツ氏はこう語る。

「デザイン面については、アームやEPアダプターが全部黒いのはかっこいいと思うし、こういうのが欲しかった、という人が多いのではないでしょうか。PioneerのDJMシリーズ普及以降、黒ベースの機材が多くなり、それと統一感のある機材です」

 彼もMK5の黒いモデルを使用しており、スリップマットも黒地に金色のロゴというデザインで気に入っているという。

 加えて、ライトの色を変えられる仕組みについては以下のように話した。

「LEDライトの色が変えられることに関しても、最近のDJ機材は光のパフォーマンスを意識したものが多いので、喜ぶユーザーが少なくないと思います。バンドのライブパフォーマンスに比べて、DJは地味だと思われがちだったため、近年は叩くと様々な色に変わるMPCのパッドやCDJなどでも、演出的な部分が機材に求められています。ターンテーブルはそういう進化をあまりしてこなかったので、今回はLEDがアップデートされているところに気が利いているなと感じました」

 真っ黒な仕上がりと色が変えられるLEDライト、いずれも最近のDJ機材や演出のトレンドを取り入れた改良となっている。

 圧倒的シェアを持ち、クラブでは定番モデルであるSL-1200シリーズ。DJにとっては必要不可欠な機材であり、一時生産終了を言い渡された2010年から、再びアナログDJカルチャーへの希望の光となった。

 気になる値段はまだ正式には発表されていないが、イギリスのオーディオ機器メディアWhat Hi-Fiによると、アメリカでの想定価格は1200ドルとのことだ。

(文=かぷぬ)

■関連リンク
プレスリリース(日本語):https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/01/jn190108-4/jn190108-4.html
プレスリリース(英語):https://na.panasonic.com/us/news/legendary-dj-turntable-electrify-crowds-passion-technics
What Hi-Fi - Hands on: Technics SL-1200/SL-1210 MK7 review:https://www.whathifi.com/reviews/technics-sl-1200sl-1210-mk7

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