VTuberが街ブラに食レポも!? 『にじさんじのくじじゅうじ』初回放送&記者会見レポート

 また、メディア向けにバーチャル記者会見も開催された。会見はメンバーの自己紹介からスタート。まずは月ノ美兎が挨拶をすることになったのだが、「このような場にお集まりいただきありがとうございました。この度は本当に申し訳ありませんでした!」となぜかいきなり謝罪。「謝罪会見やってみたかったんです……!」と出だしからにじさんじワールド全開だ。


 番組の感想を尋ねられた月ノ美兎は「実感がまだ掴めてないんですが、わたくしたちが楽しそうにしているところを見て楽しんでもらえたら」と語り、静凛は初めての試みでとても緊張していたことを明かした。また、出演者の中で唯一の男子メンバーの剣持は「男は僕だけで少し寂しかった」と語りつつも、「チーム一丸となり取り組めてよかった」と手応えを感じているようだった。

 さらに今回、物部が挑戦したようなロケに出るとしたらどこに行きたいか、という質問に、月ノ美兎は「自分の興味のあるようなところに行きたい!」と語り、メンバーで番組内でやってもらいたいことはあるかという質問には、「むぎちゃんと趣向が合うことが打ち合わせの時に判明しまして……」として、「断食道場に行って悟りを開きたいと思います!」との回答も飛び出した。

 静凛は台湾、樋口楓はハワイに行きたい!と語り、物部は「もし次も行けるなら、JKらしく職場体験をしたいわ!」とコメント。これには「欲望にまみれていない……!」と反省しきりの面々。えるは「メイド喫茶にいってみたとかやりたい、良さを伝えたいです」と語り、家長むぎは「バーチャルにはなんでもあるので、逆に何もないゴビ砂漠に行きたい!」と興味をそそられる企画も提案した。また剣持は「有栖ちゃんも言ってたとおり、社会科見学みたいな感じで、ただ行くだけじゃなくて知識とか経験とかコネクションとかを得られるようなところに行きたい、なのでAbemaの社長室に行きたいです」と、勉強熱心とも、腹黒いとも言える面を見せた。今後もバーチャルの垣根を超えた様々な企画に期待できそうだ。

 また、今回の配信で実際にバーチャル空間で触れ合い、同じ空間で配信をした感想を最近3D化した物部有栖、剣持刀也、家長むぎに感想を聞くと、物部は「この空間にいるとどこを見てもbeautiful! ちょっとこっち(剣持)は怖いけど、みんな可愛くて抱きつきたくなっちゃう! どんどんこれから3D化していくと思うから先駆けになれたらとさらに思ったわ!」と感動を語った。剣持は「僕は男性なので気軽に接触するとネットで炎上するので気をつけてます」と意外なエチケットを語る。家長むぎは「みんなに触れられるのも嬉しいし、物も持てるのがすごい!」と、活動の幅が広がったことを素直に喜んでいた。

 また、3Dモデル化して自分の魅力が引き立ったと思うポイントについても、メンバーが解説。月ノ美兎は「わたくしは結構動くので、いい感じの賑やかしになったんじゃないかなと思います!」と語り、樋口はポニーテールもきちんと動作に合わせてきちんと動くところだとコメント。物部は「腕がちゃんと動かせることに感動したし、後ろ姿まできちんと見れるのがポイントです!」と、2Dだけでは十分に表現できなかった新たな魅力を伝えた。また、えるも、2Dの時は見えていなかった動きが3Dになることにより可視化され、「その動きかわいいじゃん!」と視聴者からコメントをもらえるのが嬉しいと語った。剣持は動くことによって視聴者も「ちゃんと男の子なんだ」と認識してくれることもあり、動きによって個性を提示できるのが面白いと、VTuberの面白さを分析していた。

 最後に今後番組内で挑戦してみたいゲームについても質問があり、月ノ美兎は「わたくしは一貫して言い続けますがギャルゲーがやりたい!」と力強く語り、静凛は「ボンバーマンがやりたい!」、樋口は「バーチャル空間でスポーツをやってみたいです」とコメント。また物部とえるは3Dモデルを生かしてジェスチャーゲームをやってみたいと、同じ空間にいるからこそできるゲームを提案した。会見の内容も盛りだくさんとなり、今後も様々な挑戦に期待できそうな本番組。毎週の新たな楽しみになりそうだ。。

(取材・文=平沢花彩)

にじさんじのくじじゅうじ

放送日時:毎週水曜日21時より放送
メディア:AbemaTV 「ウルトラゲームス」チャンネル
放送URL: https://abema.tv/channels/ultra-games/slots/EEd8uWLPfF3D75
出演:月ノ美兎、 樋口楓、 静凛、 物述有栖、 える、 剣持刀也、 家永むぎ、 ほか

関連記事