また、会見での質疑応答においては「Spotifyとの提携で、どんな客層を開拓していきたい？　どのくらいのユーザーを獲得できると見ている？」という質問に、マーティン氏が「できる限り多くのユーザーを獲得したい。我々としては、OTT（Over The Top）のイノベーターが市場で一つになって、複雑で難しいものだと思っている人たちに『気軽にどんなコンテンツも楽しむことができるもの』だと伝えたい」と答えた。

　続く質問として、『2018年事業戦略説明会』で発表した「ダウンロード視聴機能」の実装時期について聞かれたマーティン氏は「他の開発を優先していて、この市場に必要なものへ先に取り掛かっている。ダウンロード機能についても、ここ数カ月以内には実装予定です」、大崎氏も「ヨーロッパリーグとの時差もあるので、ダウンロード機能の実装はいち早く導入したいと思っています」と前向きな姿勢を示す。

　後半では、スペシャルゲストとしてフェルナンド・トーレスと村田諒太がステージに登場。トーレスは「DAZNアンバサダーになれて光栄です。DAZNは、世界のスポーツファンが楽しめるコンテンツだと思います。遠いところまで行って試合を見るのは難しいので、こういったサービスがあるといいですよね」とコメントし、続けて「ビッグプレイヤーがJリーグに加入していること、そこに対して大きなプラットフォームがバックアップするというのが心強い」とDAZNへの賛辞を送った。

　一方の村田は、WBAミドル級王者の防衛戦に向けて「コンディションは順調です。スパーリングにも入っている」と意気込みを見せると、トーレスも「防衛戦は、こっちだと朝に放送されると思うので見れるはず」と村田にエールを送った。

（取材・文・撮影＝編集部）

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