読書感想文の売買など宿題代行根絶へ、メルカリ、ヤフー、楽天が文部科学省と合意
フリーマーケットやオークションサイトを運営する「メルカリ」「ヤフー」「楽天」は、読書感想文の売買などをはじめとした宿題代行の根絶に向け、文部科学省と商品削除や子供達が自ら宿題に取り組む環境の整備を促進することを合意したことを発表した。
8月29日、株式会社メルカリは以下のように、合意の内容を発表している。
1. メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」内において、子どもたちに代わって宿題を行う役務を提供することや、読書感想文や自由研究といった宿題の完成品を出品することを禁止いたします。宿題代行行為と思われる出品があった場合には、商品の削除等の対応を行います。
2. メルカリは、文部科学省と連携し、子どもたちが自ら宿題に取り組む環境の整備を推進してまいります。
※メルカリ利用規約第9条商品の出品内、2.出品禁止商品に該当し、取締対象となります。
メルカリは以前から子供たちに代わって夏休みの宿題等を行う役務を提供することを禁止しており、完成品については氏名や個人情報が記載されているものは削除対象としていたが、それ以外の商品は出品者の自由を尊重する観点から、禁止商品とはしていなかった。そのため今回、文部科学省との合意を通して、完成品の出品も禁止とし、宿題代行行為の根絶に向けて、取締を強化していくとのことだ。
(文=編集部)