次期iPhoneの価格と仕様の予想進む 新たな指紋認証の特許出願、AirPowerも同時発表か?
発表まで1ヶ月を切ったと思われる次期iPhoneに関して、日々、さまざまな予想が報じられている。今回は、価格と仕様の予想に進展があった。また、昨年発表されてから新情報がなかったAirPowerの予想も報じられ、さらには2019年以降のiOS端末に影響する特許の存在も明らかになっている。
発売は9月で価格は749ドルから
調査会社のTrendForceは14日、次期iPhoneの価格と仕様に関する予想を発表した。これによると、6.1インチLEDディスプレイ採用モデル「iPhone 9(仮称)」の価格が749ドル(約83,000円)、iPhone Xと同じ有機ELディスプレイを採用した5.8インチモデル「iPhone XS(仮称)」は949ドル(約105,000円)、6.5インチ有機ELディスプレイの最上位モデル「iPhone XS PLus(仮称)」が999ドル(約110,000円)、とされている(トップ画像参照)。これらすべてのモデルには、iPhone Xと同じノッチデザインとFaceIDが実装されるようだ。さらに、iPhone XSとiPhone XS PLusに関しては、Apple Pencilが「オプションとして提供される」とも予想されている。
次期iPhoneの発表に関しては、Apple製品専門ニュースメディア『9to5Mac』は9/11か9/12と見ている。ほかのテック系メディアも、同様の日を予想している。そして、機種の販売に関してはiPhone XSとiPhone XS Plusは9月中に販売開始し、iPhone 9はやや遅れると見られている。もっとも、遅れると言っても、昨年11月に販売されたiPhone Xほどには遅れないだろう、との予測だ。
AirPowerも同時発表か?
昨年のiPhone発表の際に明らかになったワイヤレス充電器「AirPower」に関する予想も進展した。テック系メディア『INVERSE』によると、昨年の発表から進展のなかった同充電器は次期iPhoneと同時に発表される見込みだ。また、中国でインタビューに応じた匿名の業界関係者によると、同充電器の価格は150ドル(約16,000円)とのこと。
さらに業界関係者は、同充電器は22個の充電コイルを実装しているため、一度に複数のデバイスを充電できることも伝えている(下の画像参照)。Bloombergが6月に報じた記事は、この多数の充電コイルを内蔵した仕様こそが同充電器の開発を困難にし、発売時期を遅らせる原因になっていると報じた。
Bloombergの記事では、昨年に同充電器を発表した際に、Appleの最高デザイン責任者のJonathan Ive氏が今後のiOS端末はすべてワイヤレス充電に対応する、と述べたことも伝えている。