Samsung、PCのように使える「Dexモード」搭載のタブレット「Galaxy Tab S4」を発表
Samsung電子が新型のAndroidタブレット「Galaxy Tab S4」を発表した。「Galaxy Tab S4」は、Galaxy S8から搭載された、周辺機器と組み合わせることでPCのように使える「Dexモード」が単体で利用できるようになったのが大きな特徴といえる。価格は649ドル(約7.2万円)からで、国内での発売は未定だ。
「Galaxy Tab S4」は10.5インチの2,560×1,600ドットのSuper AMOLEDディスプレイを搭載している。SoCはQualcomm Snapdragon 835とGalaxy S9に搭載されている最新のチップセットではないが、必要十分以上の性能を有している。指紋センサーは本モデルから排除し、虹彩認証と顔認証の生体認証システムが採用された。Android OSはAndroid 8.1 Oreoを採用。7300mAhのバッテリーと800万画素のインカメラ、1300万画素のメインカメラを備えているほか、LTE通信にも対応している。
「Dex」はPCのようなマルチウィンドウ操作が可能なユーザーインターフェースで、本来ならば専用の「Dex Station」等が必要だが、「Galaxy Tab S4」ではこれが単体で利用可能に。別売りの「ブック・カバー・キーボード」を使うことで、「Dex」機能がさらに活躍できる環境に早変わりするだろう。
「Galaxy Tab S4」にはAKGによって監修されたクワッド・スピーカーを搭載し、ドルビーアトモスにも対応。大迫力なサラウンドと高精細な有機ELディスプレイの組み合わせによりNetflixなどの動画コンテンツの視聴にも適している。
そのほかに、Bixbyやスマートディスプレイ代わりにもなる充電ドック(別売り)、セキュリティプラットフォームのSamsung Knox、筆圧感知4096のSペンが付属するなど、Galaxyスマートフォンに搭載されてきた機能に、+αを加えたものが「Galaxy Tab S4」といえるだろう。
Source:Samsung
■佐々木翼
モバイル製品などのガジェットに詳しいフリーライター。
モバイルメディアの「ガジェットギーク」も個人運営している。