『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報、盗撮行為への訴え 「厳しく対処していく所存です」

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』盗撮行為に声明

 映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報に関する盗撮行為に対して、東宝・東映・カラーの3社より声明が発表された。

 7月20日から全国の映画館で上映がスタートした特報により、庵野秀明が総監督を務める映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が2020年に公開されることが発表されていた。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』及び『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、2007年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』から始まったシリーズ。2009年に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、2012年に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が公開されており、本作がシリーズ第4弾となる。新作では、庵野がアニメのフィールドで創作の原点に立ち返り、『Q』以後、封印されてきた物語の続きが明かされる。劇場での特報映像の上映がスタートした直後から、ネット上には、「エヴァ予告流れた……2020年予定だと」「エヴァきたああああ!!!」と歓喜の声が上がっていた。

 この度の声明は、現在、劇場で公開中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報を盗撮した映像がインターネット上に散乱していることを受けて、出されたものだ。

 劇場での映画の盗撮行為は「映画の盗撮の防止に関する法律」および「著作権法」により禁止されており、盗撮した映画本編や特報をYouTubeやTwitter、Facebook等にアップロードすることも著作権侵害にあたる。映画館での上映前に、必ず映し出される「NO MORE映画泥棒」で告知の通り、映画盗撮防止法および著作権法に反して著作権侵害がされた場合は、最大懲役10年もしくは罰金1000万円、またはその双方が課せられる可能性もある。配給社側は、「こういった行為に対しては厳しく対処していく所存です」とコメントしている。

 アップロード元は匿名でも特定は可能で、今回の盗撮被害については、本作品において共同配給業務を行う3社で協議し、対応を進めているとのことだ。

シン・エヴァンゲリオン劇場版 特報

 また、7月26日に「KING RECORDS」のYouTube公式チャンネルにて、本作の特報映像が公開。劇場では、8月31日までの期間限定で上映されることもアナウンスされている。

(文=編集部)

■公開情報
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
2020年公開予定
総監督:庵野秀明
制作:スタジオカラー
配給:東宝、東映、カラー
製作:カラー
(c)カラー
公式サイト:http://www.evangelion.co.jp

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