Apple Music、Webページへの埋め込み可能に ストリーミングサービスの進化続く

 Apple Musicが埋め込み型のWebプレイヤーを提供した理由は、音楽ストリーミングの全世界シェアとしてリードし、すでにWebプレイヤーを実装しているSpotifyや、Amazon Prime Music、LINE MUSIC、AWAなどへのひとつの対抗策だろう。様々なサイトでApple Musicの埋め込み機能を使ったアーティストや新譜の紹介がスタンダードになれば、新規のユーザーを取り込むことができ、他社への大きなアドバンテージとなりえる。

 一般社団法人日本レコード協会によると、 2017年の年間音楽配信売上は前年比108%の573億円と4年連続のプラス成長で、音楽ストリーミングのシェアは46%と、これまで優勢であったダウンロード販売に迫っている。今年、GoogleがGoogle Play Musicを廃止し、新たな音楽ストリーミングサービス・YouTube Remixを開始するとの噂が報道され、Spotifyが無料プランを改定し モバイルアプリでのオンデマンド再生を可能とする刷新案を発表したばかり。音楽ストリーミングサービスの進化はまだまだ続きそうだ。

■吉川敦
フリーライター。音楽と言葉が大好物。憧れの人物はアインシュタインとエルキュール・ポアロとアンディ・ウォーホル。

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