PUBG、PC版もモバイルに負けじと進化中! 新マップのテストプレイでわかった新たなゲーム性

PUBG、PC版もモバイルに負けじと進化中

 スマホ版の『PUBG Mobile』が5月16日にリリースされ、盛り上がっていますが、PC版PUBGも負けずに進化を続けています。今回は、PC版への追加が予定されている新ステージ「Sanhok」の先行テストに参加したので、マップの特徴とプレイした感想をまとめてみました。

新マップ「Sanhok」の特徴

 最大の特徴として、従来のマップより狭くなりました。現在プレイできる2種類のマップは8km四方ですが、新マップは4km四方と、面積は1/4。より接敵しやすくなり、エキサイティングなゲームが楽しめる印象です。

 また、これまではマップの端の方に降りると、安全エリアの縮小から逃れるため、車を発見して走ることが必須でしたが、新マップでは車がなくてもなんとか間に合うことが多くなっています。これによりエリア縮小による死亡率がかなり下がったため、「いい感じの装備が揃ったが、エリア外ダメージで死亡する」という、“あるある”ではあるものの興が削がれるゲームオーバーが少なくなりそうです。

 一方で、マップが狭くなれば当然、人口密度は高まり、激戦区が増えます。以前のマップと同様に、名前のついている街は当然、激戦区になりますが、名前もないような小さな集落でも、活発に戦闘が行われます。自然と戦闘回数が多くなり、「敵をバッタバッタ倒してドン勝したい!」という人にはうってつけのマップかもしれません。

建物の構造が一新された!

 建物の構造も一新され、物資を集めやすくなりました。従来のマップに配置されている建物も一部存在しますが、ほぼすべての建物の構造が一新され、全体的にドアや壁が少なくなり、開放的な建物が増えています。

 逆に言うと、室内は遮蔽物が少ない為、身を隠しつつ戦うことが難しい。室内では遮蔽物に頼りすぎず、間合いを開けるか、逆に一気に詰めて倒すかを強いられます。待ち伏せがしにくくなったので、コソコソ隠れるより、思い切って攻めるプレイヤーがより活躍しやすいマップだと言えるかもしれません。

木が生い茂る山々が視線を遮る

 一方で、新マップはジャングルであり、木と山が多く、視界がよくありません。起伏が激しく、山上を取って木々の間から索敵し、正確に狙撃するためには、AIM技術が問われます。逆に言うと、生い茂っている木々と起伏を利用して敵を撹乱して裏取りしたり、敵に気づかれない様に逃げるなど立ち回りにも気を配る必要があります。

武器のスポーン率の変更

 新マップでは武器のスポーン率が変更され、AR(アサルトライフル)のスポーン率が高くなっています。

 “PUBGあるある”なのが、「激戦区に降りて、最初に入った家にまともな武器がなければ死亡」というパターン。最初に入った家に武器がなかった場合や、強武器とは言えない「ハンドガン」しかなかった場合、負ける確率が高まります。他のプレイヤーがARやSMG(サブマシンガン)を取得していると、何もできずに一方的に倒されてしまうことも。「運」もゲームを盛り上げる要素ではありますが、“つまらない死に方”だと捉える人も多いはずです。

 その点、新マップではアサルトライフルが出やすくなっていることで、「序盤に強い武器を手に入れたプレイヤーが一方的に勝つ」という状況がかなり減った印象です。接敵したときにはお互いにARやSMGを所持している、というケースが増え、装備面では差が出づらくなったため、より戦略的な立ち回りや、プレイイングスキルに焦点が当たりそうです。

新たな戦い方を考える必要がある

 新マップについて総じて言えるのは、「敵を避ける」戦い方の有効性が薄まり、積極的に戦闘する必要がある、ということです。従来のマップでは、車で移動している最中に銃撃されたとしても、止まらずに走り抜けたほうがいいケースもありましたが、今回のマップではそもそも車の重要性が低く、移動中も敵はその都度倒す、という戦略が有効になる場面が多そうです。

 常に有利な位置取りをすることや、進路上の敵を積極的に倒すなどの立ち回りを多くなり、今までなるべく戦わずに最後まで生き残っていた平和主義なプレイヤーの方は少し戦い方を考える必要があると思われます。

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