Nintendo Switch Onlineの正式サービスが9月に開始 加入するメリットと、有料化による懸念点を解説

「PlayStation Plus」との比較

 こうしたメーカー側による有料ネットワークサービスは、現在では珍しいものではない。例えばPS4やPS VITA向けの会員サービス「PlayStation Plus」(PS Plus)は、セーブデータのオンラインストレージ保存、配信コンテンツのディスカウント販売といった会員特典の他に、毎月更新されるフリープレイ作品がある。これはPS Plus会員に限り、過去に発売された対象ゲーム作品が無料で遊べるという内容だ。こちらには準新作と呼べるような作品も含まれるお得な機能だが、その分、PS Plusの利用価格は476円(税込・1ヵ月)と、Nintendo Switch Onlineと比べて割高となっている。

 映画やドラマなど、映像コンテンツを楽しむために複数のサブスクリプションサービスを利用するユーザーも少なくないが、ゲームにおいても有料オンラインサービスの充実、各ハードの差別化により、“掛け持ち”するユーザーが増えていきそうだ。9月までは、まだ時間がある。任天堂の新たな発表にも期待しよう。

■龍田優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。
個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter:@yuki_365bit

関連記事